渡部陽一「心、壊れました」戦場で目の当たりにした人間の輪郭の崩壊「日本、“夢の国”です」<東出昌大の野営デトックス>

渡部陽一「心、壊れました」戦場で目の当たりにした人間の輪郭の崩壊「日本、“夢の国”です」<東出昌大の野営デトックス>

「東出昌大の野営デトックス」
「東出昌大の野営デトックス」 / (C)AbemaTV,Inc.

ABEMAが6月5日に『東出昌大の野営デトックス』(朝日放送テレビ制作)の#5を配信。ゲストに、編集者・実業家の箕輪厚介と、戦場カメラマンの渡部陽一が登場した。

■渡部陽一が戦場での壮絶な体験を告白

『東出昌大の野営デトックス』では、5年前から都会の喧騒を離れ、山奥に移住した東出が、厳しい都会を生きる芸能人を自身の野営地に招き入れ、共に1泊2日の野営生活を行う。リアルな野営生活の一部始終を映し出し、大自然の中でゲストのメンタルデトックスを目指す「野営ヒューマンドキュメント」となる。

前日に東出が狩猟した鹿を解体した3人は大自然に囲まれた露天風呂へ。そこで会話は深いテーマへと進んでいく。

東出が日本の堅苦しさについて問いかけると、渡部は「紛争地から日本に帰国したとき、いつも感じること。日本、“夢の国”です」と静かに語り、「やりたいことを自由にできる国。奇跡の国ですね」と表現した。これに対し東出は「日本は恵まれていると常々思います。でも一方で、自殺者2万人って聞くと『何?』って思いますね…」と、豊かな国が抱える矛盾への強い疑問を投げかけた。

昼食では鹿肉を味わう中、話題は渡部の戦場での体験へ。渡部が「34年間の戦場報道で、大きな転換期は30歳のときのイラク戦争」と自身の人生を決定づけた過去に触れると、東出は「ご自身でお話ししたくない話だったら勿論いいんですけど」と前置きしつつ、「人間の底を知ったというか。今までの紛争地よりも、より残酷だっただとか、より政治的だっただとか、そういう意味合いが強いんですか?」と静かに問いかける。

この問いに対し、渡部は壮絶な記憶を言葉にする。「自分の子どもたちが当たり前のように命を奪われて。その命を奪った人たちが、すぐ目の前で笑いながらコーヒーを飲んでいたり、タバコを吸っていたりするときに…目の前に武器が置かれていたら『やってはいけない』って分かっていても、気持ちと体が極限になるとバラバラになってしまって…」と、紛争地の最前線で目の当たりにした、極限状態における人間の輪郭の崩壊を語った。

東出からの「なんで心壊れなかったんですか?」という問いに対し、渡部は「壊れました」と重く受け止め、それでも戦場で自身を保った“ある想い”について語った。

『東出昌大の野営デトックス』#5はABEMAで独占配信中。






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