千年後に魔族が復活する世界…未来の問題を放置させた英雄の“真の思惑”に「展開が熱すぎる」と反響【漫画】

千年後に魔族が復活する世界…未来の問題を放置させた英雄の“真の思惑”に「展開が熱すぎる」と反響【漫画】

魔族が復活した戦歴1000年、ひとりで魔族と戦う第243代教王
魔族が復活した戦歴1000年、ひとりで魔族と戦う第243代教王 / ©福島航平/中村ゆきひろ/ナンバーナイン

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介する作品はナンバーナインより全3巻が出版され、各電子配信ストアにて連載中の『千年英雄』(原作:福島航平、漫画:中村ゆきひろ)だ。

同作は、1つのプロローグと7本の読み切りを合わせた約600ページに及ぶ“壮大すぎる第1話”から始まる王道ファンタジー。七人の英雄たちが魔王に敗北したものの、何とか魔族たちの封印に成功させ、封印が解ける“千年後”に備えて奮闘する様子が描かれている。

以前漫画担当・中村さんのX(旧Twitter)に同作のエピソード『回復魔法だけで敵を倒す方法』が投稿されると、約7000もの「いいね」が寄せられていた。

■千年後に復活する魔族との戦い諦めた英雄…その真の思惑とは
『回復魔法だけで敵を倒す方法』(4/52)
『回復魔法だけで敵を倒す方法』(4/52) / ©福島航平/中村ゆきひろ/ナンバーナイン

――千年後に千倍の力を得るとされる魔族。それを“千年問題”と称して全人類の課題として認識し、“千年後の再戦”に備える必要があった。

そんななか、魔王と戦った英雄のひとりである教王エレノアが神国セントラセア大聖堂に帰還する。その後、エレノアは千年問題から手を引いて人類の幸せだけに注力することを宣言。

そして、後日、セントラセア教王の間にひとりでやってきたエレノアは、銅像の前にひざまずくと「初代教王ドナテルロ様」「私は私の思うようにやります」と決意を表明する。彼女には何か真の思惑があるようで…。

読者からは「魔族の復活に備えたエレノアと戦歴1000年の教王がリンクする展開が熱すぎる」「一気読みしてしまった」などのコメントが寄せられている。

そこで原作担当の福島さんに、同作のエピソードを考えた経緯やお気に入りの場面について話を伺った。

■原作担当・福島航平さんがお気に入りのセリフは「ごめん一個嘘ついてた」「魔族とは俺が独りで戦う」
『回復魔法だけで敵を倒す方法』(31/52)
『回復魔法だけで敵を倒す方法』(31/52) / ©福島航平/中村ゆきひろ/ナンバーナイン


――『千年英雄』の原作となるシナリオを創作したきっかけや理由があればお教えください。

小さい頃から、漫画家になるのが夢でした。その夢は諦めて社会人になりました。社会人になってからも、創作活動だけは誰にも見せずに細々と続けていました。

私は『アベンジャーズ』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』のようなオールスターものが好きで、自分だけのオールスターが作れたら楽しいだろうなと思ったのが『千年英雄』のシナリオのきっかけです。まずオールスターものという出発点があって、千年間の修行や七英雄といったアイデアを足していきました。

――『回復魔法だけで敵を倒す方法』のシナリオを創作した経緯もぜひお聞かせください。

毎回、千年間で千倍の強さに成長する「千年問題」に自分自身が取り組むことから始まります。今回の神国セントラセアという国では、千年後の戦いよりも直近の人類の平和が優先される方が自然だろうと思いました。

作中ではあまり描かれていない要素ですが、千年問題に取り組んでいるのは七英雄の子孫をはじめとする少数の人たちで、他の大多数の人々は普通に暮らしています。

セントラセアは特に人々の精神的平穏に大きな責任を持っている国なので、「千年問題」からおりることから始めようと思いました。

あとは、聖杯などの神具を受け継ぐ描写から、そこに秘密があったら面白いかなと考えて、千年前の英雄エレノアが教王独力で全て千年問題を背負い込むという展開を考えました。

戦闘スタイルである聖魔反転はそこまで目新しいアイデアではないと思います。RPGでよくあるアンデッド系に回復魔法でダメージを与える描写にハッタリと説明を追加した感じです。

――『回復魔法だけで敵を倒す方法』のなかで特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。

千年後の英雄であるダヴィデの「ごめん一個嘘ついてた」「魔族とは俺が独りで戦う」というセリフは、フリが利いていてかっこいいと思います。エレノアが聖杯に刻んだ「ただ一人、千年問題に備えよ。」もズシンとくる重みを感じて好きです。

――読者へメッセージをお願いします。

私が自分1人のためだけに書いていた『千年英雄』がたくさんの方々に楽しんでいただけている現状が夢のようです。いつも本当にありがとうございます。この先、読者が1億人に増えたとしても、0人に減ってたとしても、私は変わらず書き続けます。千話を超える長い作品になると思います。お付き合いいただければ幸いです。

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