
堤真一が主演を務める日曜劇場「GIFT」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第9話が6月7日に放送された。コーチを務める伍鉄(堤)のもと、日本選手権での勝利に向けて士気が上がる涼(山田裕貴)たち。涼と人香(有村架純)の恋の行方も注目された中、ラストでは衝撃の展開が待っていた。(以下、ネタバレを含みます)
■天才宇宙物理学者と車いすラグビーの弱小チームが繰り広げる絆と再生の物語
完全オリジナルストーリーとなる本作は、パラスポーツである車いすラグビーを舞台に、弱小チームに立ちはだかる難問の答えを導き出しながら、本気で心と身体をぶつけ合うことで仲間、家族の大切さ、そして愛を知っていく物語。
堤が演じるのは、天才“過ぎる”頭脳を持った宇宙物理学者の伍鉄文人。その伍鉄が出会う車いすラグビーチーム「ブレイズブルズ」(以下、ブルズ)の孤高のエース・宮下涼を山田裕貴、取材をきっかけにブルズと関わっていく雑誌記者・霧山人香を有村架純、バイク事故で車いす生活を送ることになった朝谷圭二郎を本田響矢が務める。
また、ブルズのライバルチーム「シャークヘッド」(以下、シャーク)のエース・谷口聡一役で細田佳央太、伍鉄の従姉妹でブルズのヘッドコーチ・日野雅美役で吉瀬美智子、シャークヘッドのコーチ・国見明保役で安田顕、音楽に挫折した過去を持つ伍鉄の息子・坂本昊役で玉森裕太、昊の母でアート作家の坂本広江役で山口智子が出演。
■涼の病気を人香が知る
肥大型心筋症の疑いがある涼は激しい運動が命取りになりかねない。伍鉄に続いて、母・君代(麻生祐未)にも打ち明けると、君代は「後悔はしてほしくないから」と日本選手権の試合に出ることを認めてくれた。
覚悟を決めて日本選手権の予選トーナメントに臨んだ涼。圭二郎ほか、チームメイトたちもそれぞれに活躍し、予選を突破した。決勝に向けて、ますます力が入る涼だったが、雅美そして人香も涼の病気のことを知ることに。
「大会だったら来年も出れるよね?」と怒る人香。涼は「今度の選手権で勝ちたい。シャークに勝って、日本一って答えを出したい。でも、それ以上にさ、今のブルズって最高に状態いいんだよ。久しぶりなんだ、この気持ち」と思いを明かした。
「お願い。一緒に戦ってくれ」。そう言われた人香は、「ちゃんと伝える」ことを条件に受け入れた。
第7話で、涼が自分と結婚するメリットとして言った「ちゃんと伝える」。第8話では涼の異変に気付くも、涼が何も言わなかったことでその言葉を出した人香だったが、今回再び出たことで、当たり前ではあるが物語、そして2人の時間軸がちゃんとつながっていっていることが伝わる場面でもあった。
■涼と人香の「#でこドン」シーンに反響
その後、涼の競技用車いす=ラグ車を修理しにいった帰り、涼は「人香、いろいろ支えてくれて、ありがとうな」とポツリとつぶやく。
それが聞こえにくかったのか、「えっ?」と近づいた人香。涼も振り向くと2人の顔が近づいた。
涼がさらに顔を近づけると、照れたように笑う人香。つられて涼も笑顔に。そして、「勝ったらさ…勝ったら、バターあんこジェラートおごる約束、忘れんなよ」と念押しをして、自分のおでこを人香のおでこにコツンとぶつけた。
2人の距離感がどんどん近づいている描写。視聴者からは「キスせんのか――――い!」というツッコみと、「キスしそうでしないのドキドキが止まらん」「キュンが過ぎる」の声が。また、リアルタイムで涼を演じる山田が自身のXに「#でこドン」と投稿したことにも反響が寄せられた。
■準決勝で涼に異変が起きてしまう
涼の気合も十分で迎えた準決勝。圭二郎が負傷し、伍鉄は涼の体調も心配して、雅美とともにいったん休ませる方向で作戦を立て直そうとしていた。しかし、「俺、続けていきますからね」と涼。伍鉄は「圭二郎くんが戻ってくるまで」という条件で涼を試合に出した。
「マーダーボール(殺人球技)」と呼ばれたこともあるほど過激な車いすラグビー。しかも、準決勝とあれば、その激しさはなおのこと。エースとして仲間を引っ張る涼もすばらしいプレーを見せた。涼は会場に、自分が車いすになってから家を出ていた父・達也(菅原大吉)の姿を見つけ、うれしさで涙がこぼれる一方、さらなる気合が入った。
涼が何度目かの得点を取り、チームメイトも彼らの家族たちも喜びに沸いた。試合を見ていた国見も「決勝はブルズだな」とつぶやくほどに、涼が引っ張るブルズは勢いに乗っていた。
ところが、伍鉄が治療から戻った圭二郎と涼を交代させようとしたとき、涼の息づかいが荒くなった。
そのまま病院へ運ばれた涼は、かなり深刻な状態だった。ブルズが接戦を制し、駆け付けた伍鉄と人香がひと足先に来ていた雅美と合流。ロビーで話をしていると、達也が呼びに来た。一度は意識を取り戻した涼の容態が急変したのだ。
病室に駆け付けた人香は涼の手を握り、さらに2人の手を伍鉄が包み込んだ。涼はこれまでの感謝を伝え、「俺、生まれてきて、よかった」と言うと息を引き取った。
前話で涼が伍鉄に心臓のことを伝えたとき、選手権に出場してもチームに迷惑をかけそうで、逆にやめれば二度と戻れないかもしれないと、どちらも恐れている気持ちを吐露。そして「俺、何のために生まれてきたんだろうな」という言葉を漏らしていた。
その答えは、日本選手権で優勝して聞けるはず。そんな思いで見守ってきたのに、まさか夢の途中で聞くことになるとは、その衝撃は大き過ぎた。SNSには「『生まれてきてよかった』と言えるのはとてもいいのだけど…」「まさかのまさか過ぎてぼう然としてる」「あまりにつらい展開に感情が追いつかない」「一番星が…本当の星になってしまった」「この展開は想像できなかった」「涙が止まらない」と騒然とした投稿が並んだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

