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妻「じゃあお前が産めよ!」不妊治療の限界→本音を知った夫がとった行動とは?

妻「じゃあお前が産めよ!」不妊治療の限界→本音を知った夫がとった行動とは?

毒親のもとで育った姉妹、ツキミさんとハナミさん。容姿を貶され虐待されていた姉・ツキミさんは、両親と絶縁し子どもを持たないと決めて結婚生活を送っています。
一方、妹のハナミさんは婿を迎え、両親が暮らす実家で生活していました。しかし両親からの「跡取りを産め」という圧力は強く、半ば強制的に不妊治療を始めることになります。
それでも、治療はなかなか結果につながりません。心身を削られるような日々の中で、ハナミさんは少しずつ限界に追い詰められていったのです。


ハナミさんをさらに追い詰めたのは、実母から聞かされた、姉・ツキミさんがDINKs(※)を選んでいるという事実でした。実母は、ツキミさんの選択を「不妊治療中のハナミさんへの当てつけだ」と言います。


その言葉を信じ込んでしまったハナミさんは、嫉妬と怒りを抑えきれなくなり、ツキミさんにひどい言葉をぶつけてしまいました。


しかし、心のどこかでは、それが八つ当たりだとわかっていたハナミさん。罪悪感に押しつぶされ、自ら命を絶とうと包丁を手に取りますが、異変を察した夫・咲也さんに止められます。


そんなハナミさんの姿を見て、咲也さんは、妻の心が限界を迎えていることを痛感。取り乱したハナミさんは——。

※Double Income No Kidsの略で、『子どもを持たない選択をしている共働き夫婦』を意味します

不妊を自分のせいだと責める日々

産めない私と産まない姉/尾持トモ

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不妊治療をやめるという咲也さんの提案にハナミさんは激昂! 包丁を手にしながら、不妊治療の肉体的・精神的苦痛と自責の念を爆発させ、泣き叫びます。


そんなハナミさんを咲也さんは命がけで抱きしめ、自分の落ち度を謝罪。咲也さんはハナミさんの“今は子どもがほしくない”という本心に気付き、不妊治療をやめてハナミさんの実家から逃げることを改めて提案するのでした。


♢♢♢♢♢♢


不妊治療は、心身に大きな負担がかかることがあります。だからこそ、治療を続けるかどうか、そして子どもを望むかどうかは、親や周囲の期待に押されて決めるものではなく、夫婦で本音を話し合いながら考えていくことが大切なのではないでしょうか。


ハナミさんは「子どもがほしい」と思い込んでいたものの、その奥には母親の期待に応えなければならないという思いがありました。咲也さんが妻の本心に気づいたように、結果だけを見るのではなく、相手が本当に望んでいることや、心と体が限界を迎えていないかに目を向けることも、夫婦で向き合ううえで欠かせないことです。


夫婦だけで抱えきれないときは、治療を受けている医療機関やカウンセラー、自治体の相談窓口などに相談することも大切です。苦しさを言葉にすることは、決して弱さではありません。限界を迎える前に助けを求めることは、自分自身と夫婦の関係を守るための一歩なのではないでしょうか。


著者:マンガ家・イラストレーター 尾持トモ

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