
女子マラソンでともに五輪金メダルを獲得したレジェンドが、YouTubeチャンネル「東海テレビ陸上部」で共演を果たした(5月28日付)。シドニー五輪(2000年)金メダリストの高橋尚子と、アテネ五輪(04年)金メダリストの野口みずきだ。
日本の女子マラソン界に初の五輪金をもたらした高橋。次の五輪を野口が金でつなぐも、2人の共演シーンは長らく視聴者の目に触れることはなく、ライバル関係…あえて過激な言い方をすれば、「不仲なのでは…」と勘ぐった方も世間には多かったことだろう…。この「確執説」について高橋と野口が口を開き、同動画では、こんな両者の発言があった。
高橋「東の小出、西の藤田。私たちの師匠が、ものすごく有名な方だったので、その下にいる私たちも…。私たち自体は連絡取りたかったんですけど、なかなか声かけづらかったよね…」
野口「ちょっとね、あの2人のバチバチさ加減を見ていると、なかなか、気軽には…」
高橋「…監督の存在が大きかったので、今みたいにパソコンでつながるとかオンラインでつながるとかできなかったよね。電話でとか会うっていうと、『練習の合間にどこ行って来たんだ』みたいなことになるじゃん…」
高橋監修のハーフマラソン大会に野口がゲストランナーで参加
高橋の師匠は、愛称「Qちゃん」の名づけ親としても知られる小出義雄氏(19年に他界・千葉県出身)。一方の野口は、藤田信之氏(現『F・R・A藤田ランニングアカデミー』監督・京都府出身)に師事した。
何かと比較されることの多かった両名が、現役時代にフルマラソンで相まみえることがなかったのも、今考えれば両監督の思惑の一部だったのかどうか…。
高橋に続き、五輪2大会連続で女子マラソンに金メダルをもたらした野口。01年、高橋が女子マラソン史上初となる2時間20分切りの2時間19分46秒で世界新(日本新)記録を樹立すれば、05年、野口が2時間19分12秒で日本新記録(当時)を塗り替える。
高橋の監修で毎年開催されるハーフマラソン大会「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」にゲストランナーで野口が参加するなど、現在の関係は良好のようだ。
(所ひで/YouTubeライター)
