マイホームの購入や新しい土地への引っ越しにあたり、ご近所さんと良好な関係を築きたいと願うのは当然のことです。しかし、いざ新生活を始めてみると、思いもよらない隣人トラブルに巻き込まれてしまうケースも決して少なくありません。
今回は、子育て中のママたちから注目を集めた「非常識な隣人」にまつわる体験談を2本ご紹介します。
まずは、敷地への無断侵入やゴミ捨てのルール違反を繰り返す隣人のお話です。あいさつをしても無視され、エスカレートしていく迷惑行為……。悩んだ末に下した決断とは?
「はぁ?」わが家の敷地に足を踏み入れる隣人→エスカレートする迷惑行為に悩んだ私たちの下した結論は
新居に越してきたお隣さんとは、同じ子育て中同士、仲良くできたらいいなと思っていました。ところが、あいさつすら返ってこない違和感から始まり、やがて彼らはわが家の敷地に平然と足を踏み入れて車に乗り降りするようになったのです。どんどんエスカレートしていく迷惑行為に、私たちがついに下した結論とは……。
隣家とのトラブルは、引っ越してきた当初から始まっていたのかもしれません。お隣さんが越してきたとき、こちらへのあいさつは一切ありませんでした。「最近はそういう方も多いし」と気を取り直し、顔を合わせたときにこちらから「こんにちは」と声をかけてみたのですが、完全に無視されてしまったのです。続けて何度かあいさつを試みても、返ってくるのは素っ気ない視線だけ。
この時点で「あれ、ちょっと話が通じにくい人かもしれない」と感じたのを覚えています。また、お互いに小さい子どもがいるので、親しくできるかもと期待していた私はとても残念な気持ちになりました。
極めつけは、ゴミ捨てのマナーでした。ある日、共用のゴミ捨て場で思わず立ち止まってしまう光景を目にします。便のついたおむつが袋にも入れられず、そのままの状態で捨てられていたのです。同じ子育て中の身として、さすがにこれは見過ごせないと思いました。
そこから、隣人の無神経さはどんどん加速していき……。
わが家と隣家は壁同士がかなり近い分譲住宅で、駐車場も玄関前に並んでいるのですが、自分たちの車を駐車場ギリギリに停めて、わが家の敷地に足を踏み入れて乗り降りするようになったのです。
「うちの家の敷地は通路じゃないんだけどな」と、ただただ呆れてしまいました。さらに長時間のアイドリング騒音も重なり、窓を開けるのも気が引けるようになっていきました。
これはもう、こちらの伝え方の問題ではなく、相手の根本的なモラルの問題なのだろうと感じています。自治会に相談してチラシを投函してもらいましたが改善せず、自分で印刷したチラシを配っても効果はありませんでした。今は、市役所や警察など第三者に間に入ってもらうことを検討しているところです。
最初は自分たちで直接伝え、それから第三者を介してお願いする。一通りの方法を試してきて思うのは、隣人トラブルは一度こちらが折れると「ここまでなら大丈夫」とエスカレートしていく、ということです。「波風を立てたくない」という気持ちが、結局は自分たちの暮らしを苦しくしていくのだと、身をもって知りました。
今は、嫌なことがあった日付や内容をノートに書き留めるようにしています。証拠を残しておくこと、そして「困っています」とはっきり伝えること。当たり前のことかもしれませんが、自分の家族の暮らしを守るために必要なことなんだと、今はそう思うようになりました。
著者:佐々木花子/30代・女性・専業主婦。双子を育てる母。出産を機に退職。趣味は面白い動画を観ること。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
話し合いや自治会からの注意喚起など、順を追って対応してもモラルが通じない相手には効果がないという、なんとももどかしい体験談でした。しかしやはり、順を追って冷静に対応していくことは大切です。さらなるトラブルを防ぐためにも、役所や警察などの第三者機関へ相談するようにしたいですね。
続いてご紹介するのは、産後の心身ともに休まらない時期に起きた「騒音トラブル」の体験談です。毎朝8時から夜23時まで響き渡る大音量のカラオケ音。ついに限界を迎え、勇気を出して直接お願いに出向いた結果、隣人から思わぬ反撃に遭うことに……!?
「カラオケは防音壁のある店で…」騒音トラブルで警察を呼んだ結果→逆ギレ隣人の行動と私たちの決断は

産後、子どもと2人で家に居たときのことです。毎朝8時になると決まってお隣からカラオケの音が始まるように。それは夜の23時まで続き……。
さすがに迷惑だったのですが、お隣なので言いにくくずっと黙っていました。帰宅の遅い夫には心配をかけたくなかったので、言い出せないまま過ごしていました。
平日は毎日カラオケの音が漏れてきて、しかも数人の年配の方々が集まっているようで、カラオケも大音量で歌っており、本当に困っていました。夜中の授乳育児中で疲れているので昼間に寝たかったのですが、まったく眠れませんでした。
やがて耐えかねた私は夫に相談し、隣人に、育児中であることを説明してカラオケをご遠慮いただきたいとお願いすることに。しかし、私たちの話を聞いた隣人は「老人いじめだ!」と言い、結局警察を呼んで両方の言い分を聞いてもらうことになりました。
その後、カラオケは防音壁のあるカラオケ店で歌うように警察から注意してもらい、解決しましたが、隣人とは折り合いが悪くなり、最終的には私たちが引っ越しました。
引っ越しという形での幕引きは、決してすっきりしたものではありませんでした。それでも、新しい環境で育児に集中できるようになり、今はあのころより穏やかな日々を過ごしています。今回の経験を通じて、困ったときはひとりで抱え込まず、早めに周囲に相談することの大切さを改めて実感しました。
著者:森田春子/40代・女性・専業主婦。姉妹を育てる母。趣味はオンラインショッピング。
イラスト:ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
「まさか自分の隣にこんな人が住んでいるなんて……」と頭を抱えたくなるような出来事でしたね。隣人トラブルの厄介なところは、相手のモラルや常識の基準が自分たちと大きくかけ離れている場合、歩み寄ることすら難しいという点にあるのかもしれませんね。波風を立てまいと我慢を続けても事態は好転せず、かといって直接注意をすれば、さらなるトラブルに発展してしまうリスクもあるため、本当に対応が難しい問題です。
もし迷惑行為に直面したとしたら、当事者同士での直接の接触は極力避け、日々の被害状況や騒音の証拠を客観的に記録したうえで、ためらわずに警察や自治体などの第三者機関に介入を求めたいですね。

