3.酵素系クリーナーでニオイの元を分解
いくら見た目がきれいになったとしても猫の鋭い嗅覚はごまかせません。ニオイが残っていると「ここはトイレ」と勘違いし、再び粗相をしてしまうことも…。
そこで効果的なのが、タンパク質や尿酸など、ニオイの原因物質を分解する働きを持つ酵素系のクリーナーです。市販のペット用クリーナーを汚れ部分にスプレーし、しばらく置いてから拭き取りましょう。
カーペットの場合は、スプレー後にタオルで押さえて浸透させるとよりニオイを落としやすくなります。漂白剤やアルコール系の強い薬剤は、猫の健康に害を及ぼす可能性があるため避けましょう。
4.天日干しや重曹で仕上げの消臭
掃除の仕上げには「乾燥」と「消臭」が欠かせません。濡れたままにすると雑菌が繁殖し、かえって臭いの原因になります。日光の紫外線は殺菌効果があり、自然な消臭効果も期待できるので、クッションやマットなど取り外せるものは洗ってから天日干しするのが理想です。
家具や洗えないものは、乾いた後に重曹をふりかけて数時間置き、掃除機で吸い取る方法がおすすめ。重曹は弱アルカリ性で、酸性のニオイを中和してくれる作用があります。さらに湿気も吸収してくれるので、清潔感が長持ちします。
最後に部屋の換気をしっかり行い、空気を入れ替えれば掃除完了です。換気の際には、猫の脱走防止のために細心の注意を払いましょう。

