学童保育で働く大学生のミクさんは、周囲には愛想良く振る舞っていますが、心の中では子どもたちの容姿に毒づく二面性を持っています。さらには学童に通う小学1年生のハナちゃんの父親と浮気しているのです。一方、浮気を知らないハナちゃんの母親は、楽しそうに過ごす娘の姿に安堵していましたが、ある日ミクさんが「カエルに似てる」と言ったことで不信感が募ります。
その後も容姿を揶揄するトラブルを繰り返すミクさん。この日は、ミクさんが嘘を教えたことで、習い事のあと学童へ戻らず自宅に向かったハナちゃん。行き違いになったハナちゃんの母親は、ミクさんに「勝手に帰ったんじゃないですか」と冷たくあしらわれます。ところが、自宅にもおらず、不審者情報が出ていることもあり、娘の行方を必死に捜索しますが見つかりません。事故や誘拐かと考え始めたところへ、ハナちゃんの母親は誰かから「お疲れさま」と声をかけられました。
ハナちゃんの母親は、振り返りますが見覚えのない女性に、「誰ですか?」とつい聞いてしまいます。それは、化粧をしていないヨウタくんママだったのです。
真実を知ることになる母親











娘が無事でハナちゃんの母親は安堵します。そして、ハナちゃんから習い事から学童へ戻らなかった理由を「ミク先生が帰っていいって言ったの」と、聞かされたのです。
ハナちゃんは自宅へ戻ったものの、誰もおらずさまよっていたところを、ヨウタくんママが見つけて保護してくれていました。今回の事件は、ミクさんの嘘が原因だったことが判明しハナちゃんの母親は、激しい怒りを覚えたのでした。
ハナちゃんが事件や事故に巻き込まれていなくて、本当によかったですね。自宅に誰もおらず、ひとりでさまよっていたハナちゃんをヨウタくんママが見つけてくれたことは、母親にとってどれほど心強かったことでしょう。
一方で、不審者情報が出ている中、小学1年生の子どもをひとりで帰らせるような対応は、決して軽く考えられるものではありません。子どもの安全を守る立場にある大人は、どのような事情があっても感情で行動せず、保護者との連携や安全確認を徹底する必要があります。
また、このご時世、幼い子どもがひとりで困っていても声をかけにくい雰囲気があるかもしれません。しかし、今回のお話のように本当に助けを必要としている子どもがいる可能性もあります。ひとりでいる子どもを見かけて違和感を覚えたときは、周囲の大人や施設、警察などにつなぐ意識を持っていたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター ぽん子

