「膝が悲鳴を上げた日」大好きなテニスを失った私が再び笑えた理由【体験談】

「膝が悲鳴を上げた日」大好きなテニスを失った私が再び笑えた理由【体験談】

まさかのドクターストップ

そんなある日、無理して通う姿を見かねたのか、とうとう息子に病院へ連れていかれることに。診断の結果はドクターストップ。いつ膝が壊れてもおかしくないとのことで、「テニスは諦めてください」と言われてしまいました。

自分にとってはとても大切な趣味で、老後の楽しい習慣となっていただけに、大変酷な宣告でした。それに加え、趣味を通じてできた友人たちとも交流する機会がなくなってしまいました。しかし医師の診断、息子夫婦の心配を無視するわけにもいかず、泣く泣く大好きなテニスを引退することを決断しました。

新たな楽しみの誕生

テニスをやめてしばらくは、心に穴が空いたような感覚で何をしても楽しめない日々が続いていました。日々テニスをしていた時間がすっぽりと空いたため、暇に感じる時間がとても長く感じられました。出かけることも少なくなり、自宅で過ごすようになった私に、ある日思いがけない楽しみが舞い込んできました。

家で長く過ごすようになると、息子夫婦が孫を連れて遊びに来る機会が増えたのです。孫は成長が盛んな時期で会うたびに変化を感じられます。失ってしまったものを埋めてくれるようで、孫が私に懐いてくれることがとてもうれしく、次はいつ会いに来てくれるのか待ち遠しい日々に変わりました。楽しいことは、意外と周りにたくさん潜んでいるということを実感したのです。

配信元: 介護カレンダー

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