あとがき:親が介入するべきタイミングは?
雀の亡骸の写真は「道で死んでた!」というメッセージとともに、Aちゃんが送ったもの。生々しい死骸の写真を、悪びれる様子もなく、むしろ「すごいものを見つけた」というテンションで送ってきているようでした。
結衣は、目に涙を浮かべながら言いました。
「みんな、気持ち悪いって言ってるのに、Aちゃんは消してくれない」
この状況は、もはや子どもの人間関係の問題ではありませんでした。動物の死骸の写真を送りつける行為は、精神的な不安定さ、あるいは極端な注目を集めたいという欲求の現れであり、結衣たちに与える精神的悪影響も計り知れません。しかも、親の連絡先は分かりません。
「わかった、ママが先生に相談する。これは、親が話すレベルの問題だよ」
直美はすぐにスマホを閉じ、結衣に言いました。
「結衣はもう、このグループのやり取りは見なくていいよ」
翌日、直美は勇気を出して担任の先生に電話をしました。事の経緯と、スマホをチェックしていること、そして問題の死骸の画像を先生に見てもらうことになりました。先生は事態の深刻さに驚き、すぐにAちゃんの保護者に連絡を取ると約束してくれました。
この第3話では、友人Aちゃんの行動が、親の介入が必須となるレベルにまでエスカレートしたことが描かれています。死骸の写真を送る行為は、単なる悪ふざけではなく、倫理観の欠如と過度な承認欲求を示唆しており、これは結衣の精神的な安全を脅かすものです。
直美は、娘のプライバシーよりも安全を優先し、学校という公的な機関に相談することで、事態の解決を図ろうとします。親として「どこまで見過ごすか」の線引きは、この「死の画像」という極端な事例によって明確に引かれました。
記事作成: kanako_mamari
(配信元: ママリ)

