お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が6月6日、有料配信プラットフォーム「DOWNTOWN+」の生配信「LIVE+」の公開収録に出演。ウッチャンナンチャンや清水ミチコ、野沢直子らと共演し、1988年から1991年まで放送され、伝説のコント番組と称される「夢で逢えたら」のDVD化を巡る内幕について語ったことが話題を呼んでいる。
「当時、松本は大阪と東京を往復する多忙な生活を送っており、深夜ラジオを終えた後に始発の新幹線で東京へ向かい、ほとんど寝ずに大量のショートコントの収録に臨んでいたそう。本人は『あの番組でちゃんと芯を食ったコントをやった記憶がない。未完成のものを毎週見られてるような気がして』と振り返り、完璧主義ゆえの不満がDVD化拒否の理由だったと語っています」(芸能ライター)
しかし、この告白に対してネット上では「ダウンタウンはもちろんですが、当時のウンナンや清水ミチコ、野沢直子もすごく良くて、そういう作品が限られた人の記憶の中にしかないのは本当にもったいないです」「関係各所には改めて、DVDなり配信なりを検討して貰えたらありがたい」と、発売を熱望する声が寄せられた一方で、「ウンナン見たいのに松本一人のせいで見られないのかよ」「そもそも松本にそんな権利あるか? 吉本が他事務所と話す事やろ」「ウンナンを無視?」といった反発も出ている。
共演者との距離感に影響の可能性も
「松本のこだわりは理解できますが、当時がテレビ番組のDVDビジネスブームであったことを考えれば、発売されていれば出演者やスタッフ全員に巨額のロイヤリティが還元されていたはずです。それを自己の美学に反するという理由で、他者が得るべき正当な経済的利益や評価の機会を結果的に奪ってしまった側面は否定できません。この番組はウッチャンナンチャンにとっても初期の代表作であり、出演者全員で作り上げた共有の財産であるという視点から見れば、周囲への配慮を欠いた判断と言われても仕方がないでしょう」(芸能記者)
また、このこだわりが共演者との距離感に影響を与えている可能性も指摘されている。
「野沢が過去の番組で、現在も行われている『夢で逢えたら』の同窓会に『ダウンタウンは呼んでません』と明かしたエピソードは有名です。ウッチャンナンチャンの内村光良は過去に当時の構成作家の一人でもあった高須光聖との対談の中で、『夢で逢えたらは、再放送もDVD化も、このまましないほうがいいと思う。そのほうが、伝説感が残るから』と、お蔵入りになっていることをポジティブに捉えていましたが、お笑い界の歴史的な遺産に触れられる道を閉ざしてしまった影響は金額換算できないほど大きいと言えます」(お笑い関係者)
松本にとっては若き日の苦い記憶や妥協できない一線だったのかもしれないが、「伝説の番組」をもう一度楽しむ機会を逃した視聴者にとっては、少し寂しいこだわりだったかもしれない。
