
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は著作会社・Teamバンミカスが手がける世界の名著を漫画化したシリーズ『まんがで読破』に注目し、同シリーズの『西遊記』をご紹介しよう。
同作は、三蔵法師と孫悟空、猪八戒、沙悟浄による旅の様子が綴られた中国の名著をコミカライズした一作。以前まんがで読破の公式X(旧Twitter)に同作のエピソード『旅の終わり』が投稿されると、9000以上の「いいね」が寄せられている。そこでTeamバンミカスの代表に、同作について話を伺った。
■ようやく目的地にたどりついた三蔵法師一行

旅の佳境を迎えた三蔵法師と孫悟空、猪八戒、沙悟浄は、ついに終着点である霊山にたどりつく。
すると、金頂大仙が「いやいや お待ちしましたぞ」と言いながら4人を出迎え、さらに「観世音菩薩のお話では2・3年でたどりつくと…」「まさか14年も待つとは思いませんでしたぞ!」と笑いながら告げられた。
そして、さっそく案内が始まると思いきや、金頂大仙に一晩休むように言われて…。読者からは「漫画で読むと分かりやすくてより面白い」「とにかく読みやすい」などの反響が上がっていた。
■自費出版を経て現在137タイトルを発行している『まんがで読破』シリーズ

――『まんがで読破』とはどのようなコンセプトのものなのかお聞かせください。
『まんがで読破』は、読者と名著の出会いのきっかけになることを目指して創刊した漫画文庫シリーズです。代表の自費出版によるテスト販売を経て、2007年から2020年にかけて137タイトルを発行し、その後は既刊を改筆・再編集しながら電子版の配信を続けています。
Teamバンミカスは法人著作として漫画を企画・制作する「著作会社」です。前身会社から足かけ15年で170冊の漫画書籍を出版社より発行いただいております。
――『西遊記』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
現在の『西遊記』は石ザルの孫悟空を主人公にすえた冒険活劇のイメージですが、もともとの主人公は三蔵法師です。妖怪にすぐ捕まるフィジカル弱者だけれど、信念は絶対にゆるがないメンタル強者・三蔵を応援してください。本作では三蔵にとっての修身の旅に関わるエピソードを選んで漫画にしています。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
物語の終盤、三蔵法師はすでに死んでいます。自分の遺体を見た三蔵が「私は仏になったのね~」と、サラッと納得しているところがガチの仏教徒です。
『西遊記』はさまざまな信仰がある中国の伝承をまとめた長編小説。物語の世界観は仏教がベースですが、なんとなく菩薩や仙人たちが俗っぽい、儒教や道教のごった煮感も楽しいなと思っています。
――今後の展望や目標をお教えください。
『まんがで読破』創刊時からの目標は、シリーズ1000タイトルを読者の本棚に並べることです。現在の既刊は137タイトル。本シリーズは法人著作ですから、代表の私が引退しても後任がシリーズの制作を続けることもできます。発展著しい文明の利器を活かしながら、関係者の皆様とともに目標達成にむけて進んでまいります。
――読者へメッセージをお願いします。
今年から『まんがで読破』電子版はAmazonだけでなく多くの電子書店でご購読いただけるようになりました。読者がお気に入りの名著を発見し、豊かな読書のきっかけになることを目指してラインアップを拡充いたしますので、ぜひチェックしてください。気になる一冊がきっとあります。

