旅人は昭和脳の持ち主で、妻は夫を支えるのが当たり前といった考え。真佐美が実母の看病をすることに難色を示し、娘たちにはお弁当は自分のお金で買えと命令する有り様で離婚に発展。旅人は娘たちと暮らし、家事を押し付けるつもり。呆れた同僚の提案で、旅人は離婚後も同居して家事を教えてほしいと真佐美を説得し、共同生活がスタート。ある日、真佐美がママ友宅で子どもと遊び、夜遅く帰ってきたことに旅人が激怒。しかし離婚して赤の他人であるため、注意される理由はないと言い返し…。
「だから同居したくなかったのよ!」
夜遊びを注意され、激怒する真佐美。結婚していた頃は「母親が夜に居酒屋行くなんて」という旅人の価値観を仕方なく受け入れ、大好きなお酒を我慢して、旅人の思い描く妻像や母親像に縛られていた過去がありました。
しかしその間、旅人は何一つ変わらず誰にも縛られず、自由に過ごす日々。そのことがあった真佐美は気持ちが収まりません。離婚した今、旅人にとやかく言われる理由はなく「もう私たちは夫婦じゃない、“東川の嫁”じゃない!」と激怒。
旅人もわかったと返事をしますが、自分の立場が弱くなっていることを受け入れられない様子。同僚に愚痴を言いますが、真佐美はママ友の家でハロウィンパーティーをしていただけで、離婚後も嫁扱いされる元奥さんが気の毒だよ、と同僚に言われ…。
「俺の味方は一人もいないのかよ」同僚にからみ酒をする旅人


















同僚に再婚を勧められた旅人さん。思ってもみなかった提案に「若くてビジュがよく、従順な嫁と再婚すれば…」と未来を想像します。しかし、他の同僚に「夢見すぎ」「自分の歳とビジュアルを考えろ」と言われ、ショックが大きい様子。独身の同僚は、20代の女性からはマッチングアプリの返事すら来なかったようで、現実を直視しろと釘を刺されるのでした。
旅人さんは再婚相手の条件を、見た目や年齢を中心に理想を高く掲げています。しかし、結婚生活で大切なのは、相手を自分の都合よく動いてくれる存在として見ることではなく、ひとりの人として尊重し、対等に向き合うことではないでしょうか。
真佐美さんとの結婚生活や、子どもたちとの関係をなかったことにせず、自分の言動が相手をどれだけ傷つけてきたのかを見つめ直すことが、旅人さんにはまず必要なのかもしれません。
※画像の一部にAI生成画像を使用しています
著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実

