
妻夫木聡が主演を務める日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(毎週日曜夜9:00-9:54※初回は夜9:00-10:09、TBS系)が、10月12日(日)よりスタートする。同作は、競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが家族や仲間との絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大な物語。原作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した早見和真の同名小説。
■妻夫木聡主演で描く、20年間の奇跡の物語
大手税理士法人に勤める税理士の主人公・栗須栄治(くりす・えいじ)を妻夫木が演じる他、栗須の人生を大きく動かす馬主・山王耕造(さんのう・こうぞう)役に佐藤浩市、栗須の元恋人で馬の生産牧場を営む野崎加奈子(のざき・かなこ)役に松本若菜、耕造の妻・山王京子(さんのう・きょうこ)役に黒木瞳、山王家の長男・山王優太郎(さんのう・ゆうたろう)役に小泉孝太郎が配役。
また、耕造の宿命のライバル・椎名善弘(しいな・よしひろ)を沢村一樹、広中厩舎の調教師・広中博(ひろなか・ひろし)を安藤政信、騎手の佐木隆二郎(さき・りゅうじろう)を高杉真宙、「東日スポーツ」競馬班のエース記者・平良恒明(たいら・つねあき)を津田健次郎、椎名のレーシングマネージャー・相磯正臣(あいそ・まさおみ)を吉沢悠が演じる。
さらに、物語の鍵を握る重要な役どころとしてSnow Man・目黒蓮が出演する。
■主題歌は玉置浩二の「ファンファーレ」
主題歌には、玉置浩二の新曲「ファンファーレ」が採用された。玉置がTBSドラマの楽曲を担当するのは、1997年の東芝日曜劇場「メロディ」の挿入歌以来、実に28年ぶり。
北海道で生まれ育ち、馬も身近な存在だった玉置が、自身の人生と重ね合わせて書き下ろした同楽曲。疾走感あふれるメロディーと圧倒的な歌唱で、時に傷つきながらも愛するもの、大切なもののために生きようとする人々を応援する。
■第1話では――

大手税理士事務所に勤務している栗須(妻夫木)は、あることをきっかけに税理士としての挫折を味わい、希望を見いだせなくなってしまっていた。そんな中、ロイヤルヒューマン社から競馬事業部の実態調査を依頼される。
ロイヤルヒューマン社は耕造(佐藤)が一代で築き上げた人材派遣会社だが、耕造が推し進める競馬事業部は赤字続き。それをよく思わない耕造の息子で人事統括部長の優太郎(小泉)が、競馬事業部撤廃をもくろみ、調査を依頼してきたのだった。一方で、耕造の妻・京子(黒木)も競馬事業を毛嫌いしていた。
栗須は耕造に会いに指定された北海道のセリ会場へ赴くが、早速遅刻してしまう。その時、会場では耕造がどうしても手に入れたかった新馬を、ライバル馬主の椎名(沢村)が競り落としていた。
初めて見たセリの光景にあぜんとする栗須を横目に耕造は遅刻を叱責するも、その後の馬主業務に付き合わせ、所有するある一頭の愛馬を紹介する。
これまで競馬とは縁のない生活だった栗須は、驚くことばかり。さらに、今は北海道で実家のファームを手伝う元恋人・加奈子(松本)と思わぬ再会を果たす。
調査を終え、予定通り競馬事業部撤廃のための報告を行った栗須だが、あることが気になり加奈子に連絡。そこで競走馬の世界の現実を聞き、ショックを受ける。
やがて、耕造や加奈子の馬への熱い思いが、税理士の仕事への向き合い方に悩んでいた栗須の心を突き動かす。そして、栗須は再び北海道へ。税理士として、人として、悩み抜いた末にある答えを出す。
――という物語が描かれる。
■呼び起こされる夢と情熱
公式HPなどで公開されている予告動画では、「気付けば走り出していた…走り出さずにはいられなかった」というナレーションと共に、競走馬が一斉に駆け出していく姿や、ぼうぜんと立ち尽くす栗須の姿などが描かれている。
また、「先生、夢あんの?夢はあんのか」と栗須に問う耕造の姿も。「馬の価値はな、数字なんかじゃ測れないんだよ」と熱く語る耕造の一方で、「正直、バカがすることですよ」「才能がない人ほどそんなものよ」と耕造を批判する優太郎と恭子。
しかし、耕造の信念はブレることなく、「夢は頂点」「俺たちの馬を日本一にする」と宣言。栗須もその思いを受け取り、夕焼けの中で笑顔を浮かべる。
ラストには、レースを見ながら「行けー!行けー!」となりふり構わず声を張り上げる栗須や耕造の姿なども映し出されている。
第1話放送を前に、SNS上では「キャストが豪華!」「レースシーンの迫力すごい」「予告だけでワクワクする」「北海道の景色が美しい…塚原監督作品とても楽しみ」「壮大なドラマになりそう」といった声などが上がり、話題となっている。
日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」第1話は、10月12日(日)夜9:00よりTBS系にて放送。

