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「エナドリ」の適正量は“1日1本”?命を守る適正量と見逃せない前兆【医師解説】

「エナドリ」の適正量は“1日1本”?命を守る適正量と見逃せない前兆【医師解説】

エナジードリンクに潜むリスクを正しく理解することは、自分自身の健康を守るうえで大切な一歩です。1日の摂取量の目安を守ること、身体に異変を感じたときに早めに医療機関へ相談することなど、今日から取り組める具体的な行動をご紹介します。焦らず、できることから着実に見直していきましょう。

本多 洋介

監修医師:
本多 洋介(Myクリニック本多内科医院)

群馬大学医学部卒業。その後、伊勢崎市民病院、群馬県立心臓血管センター、済生会横浜市東部病院で循環器内科医として経験を積む。現在は「Myクリニック本多内科医院」院長。日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医。

エナジードリンクの急死リスクを減らすために今すぐできること

エナジードリンクに潜むリスクを正しく知ることは、自分自身の健康、そして命を守るための第一歩です。知識を行動に移すために、今日からでも実践できる具体的な対策を心に留めておきましょう。

摂取量と頻度の目安を持つ

エナジードリンクを飲む場合は、「1日1本まで」を厳守し、それも毎日ではなく「ここぞ」という時に限定するなど、自分なりのルールを設けることが重要です。製品のラベルを必ず確認し、カフェインと糖分の含有量を把握する習慣をつけましょう。他のカフェイン含有飲料との合算で、1日の摂取目安(成人で400mg)を超えないように管理することが不可欠です。特に、子どもや青少年、妊娠中・授乳中の方、カフェインに敏感な方は、感受性が高いため摂取を控えるべきとされています。

異変を感じたらすぐに医療機関へ

エナジードリンクを飲んだ後に、これまでに経験したことのない動悸、胸の痛みや圧迫感、強い頭痛、めまい、手足のしびれ、呼吸困難などの症状が現れた場合は、ためらわずに救急車を呼ぶか、速やかに医療機関を受診してください。症状が軽いからと自己判断で様子を見るのは危険です。受診の際には、「いつ、どのエナジードリンクを、どれくらいの量飲んだか」を正確に医師に伝えることが、迅速で的確な診断と治療につながります。

まとめ

エナジードリンクは、手軽に覚醒感やエネルギーを得られる便利な飲料ですが、その裏には血糖値スパイクによる血管へのダメージ、カフェイン過剰摂取による心臓への負担、そして最悪の場合には突然死に至るという、三つの深刻なリスクが潜んでいます。その効果はあくまで「前借り」であり、代償を伴うことを忘れてはなりません。特に習慣的に飲んでいる方や、心臓や血糖値に不安のある方は、この機会に自身の健康と向き合い、摂取習慣を見直すことを推奨します。もし少しでも体調に異変を感じたら、決して放置せず、内科や循環器内科の専門医に相談してください。

参考文献

食品安全委員会「食品中のカフェイン」

厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」

農林水産省「カフェインの過剰摂取について」

配信元: Medical DOC

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