思いどおりにならないと怒りを爆発させるモラハラ夫・ヒドシ。追い詰められた妻・コヨリさんがSNSに不満を吐き出すと、投稿は思いがけず大きな反響を呼びます。この出来事をきっかけに本心と向き合ったコヨリさんは、夫を「敵」と認定し、離婚に向けて証拠集めを開始。SNSの反応に振り回されながらも、経験者の温かいエールに背中を押され、実家の両親にありのままの現状を打ち明けるという大きな一歩を歩みだすのでした。
SNSのアドバイスをもとに、夫の暴言を証拠動画として残していたコヨリさん。勇気を出して実家へ向かい、母親にこれまでのことをすべて打ち明けました。「幸せになれなくてごめんなさい」と涙するコヨリさんを、母は「あなたは何も悪くない」とやさしく受け止めてくれます。
「幸せの形はひとつじゃないよ。いつでも帰っておいで」という言葉に勇気をもらったコヨリさんは、夫へ離婚を切り出す決意を固めます。しかし、いざ行動に移そうとすると、心の奥にしまい込んでいた「ある後悔」と「かすかな期待」が顔を出して……。
私の本当の気持ちは……?








母の温かい言葉に背中を押され、「夫に離婚を切り出す」と意気込むコヨリさん。母親は「弁護士など第三者を介したほうがいい」と心配しますが、コヨリさんは「まずは二人で話し合いたい」と考えていました。
その背景には、「自分も本気で夫と向き合ってこなかったのではないか」という自責の念がありました。さらに、SNSに寄せられた「夫は病気なのかも」「本人が変わりたいならカウンセリングという道もある」というコメントも、心に引っかかっていたのです。
完全には断ち切れない夫への情と、「変わってくれるかもしれない」というわずかな期待から、コヨリさんは再び夫と直接向き合おうとするのでした。
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「自分が本気で向き合えば、夫は変わってくれるかもしれない」「病気なら治るかもしれない」。理不尽な扱いを受け続けていると、相手への情や過去の思い出から、わずかな望みを抱いてしまうこともあります。
しかし、感情をコントロールできない相手と二人きりで向き合うことには危うさがあります。話し合いのつもりが、さらに傷つけられたり、相手の言葉に飲み込まれたりすることもあるからです。
冷静な判断が難しいときこそ、自分だけで抱え込まず、弁護士などの専門家や、秘密を守って話を聞いてくれる相談窓口(※)を頼ることも大切な選択肢です。第三者の視点を間に置くことが、自分と子どもを守る一歩につながるかもしれません。
※DVの相談窓口
【DV相談プラス】
0120-279-889:24時間、専門の相談員が対応してくれます
【DV相談ナビ】
#8008:お近くの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります(相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります)
著者:マンガ家・イラストレーター ますまゆ

