旅人は昭和脳の持ち主で、妻は夫を支えるのが当たり前といった考え。真佐美が実母の看病をすることに難色を示し、娘たちにはお弁当は自分のお金で買えと命令する有り様で離婚に発展。家事ができない旅人は同僚の提案で、離婚後も同居して家事を教えてほしいと真佐美を説得。共同生活がスタートするも夜遊びする真佐美に旅人が激怒。もう赤の他人だから注意される理由はないと真佐美に反撃され、そのことを同僚に愚痴ると…。
「離婚後も嫁扱いされるなんてムカつくに決まってる」
話を聞いた同僚たちは、真佐美の正論に納得。真佐美はママ友の家でハロウィンパーティーをしていただけで、元奥さんが気の毒だよ、と旅人を諭します。すると独身貴族の同僚が「そもそもさ、元嫁に固執することなくね?」と、旅人に再婚を提案。思ってもみなかった展開に「若くてビジュがよく、従順な嫁と再婚すれば…」と未来を想像します。
しかし、他の同僚に「夢見すぎ」「自分の歳とビジュアルを考えろ」と言われ、ショックが大きい様子。独身の同僚は、20代の女性からはマッチングアプリの返事すら来なかったようで、現実を直視しろと旅人に釘を刺し…。
「俺の未来は明るくないみたいに言いやがって」不機嫌になりつつも時は過ぎ






















離婚後も同居を継続して1年が経った真佐美さんたち。初めはゴタゴタしたものの、家事や子どもの送迎など分担して快適に過ごしています。娘さんたちが旅人さんの分の夕食を準備し、帰宅を待っていると旅人さんはスーパーで買い物をしていたよう。旅人さんは夕食をレトルトカレーだと思い込み、手作り餃子を食べさせてあげようと準備をスタート。娘さんに「カレーはレトルトじゃなくて二人で作った」と言われるも「明日食べればいいだろ」と餃子を優先するのでした。
娘さんたちは、父親のためにカレーを用意して待っていました。しかし旅人さんは、実際に食べる前から「どうせレトルトだろう」と決めつけ、娘さんたちの気持ちを受け止めようとしませんでした。
たとえレトルトだったとしても、大切なのは「パパの分も用意してあげよう」という思いやりです。料理の出来栄えや自分の好みよりも、相手が自分のために差し出してくれた気持ちを大切にすることが、人としての向き合い方ではないでしょうか。
相手の思いを確かめもせず、自分の思い込みだけで切り捨ててしまえば、親子だけでなく、夫婦や家族の信頼も少しずつ傷ついていきます。旅人さんが本当に見直すべきなのは、夕食のメニューではなく、相手の気持ちを最初から軽く見てしまう姿勢だったのではないでしょうか。
※画像の一部にAI生成画像を使用しています
著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実

