いつもは気持ちよさそうになでられていたのに、ある日突然、手を近づけると避けるようになったことはありませんか?
なでると体を引いたり、その場を離れたりする様子を見ると、「どこか痛いのかな」と不安になる飼い主さんもいるでしょう。犬が急に触られるのを嫌がるときには、どのような理由が考えられるのでしょうか。
今回は、その背景や気をつけたいポイントなどについて、いぬのきもち獣医師相談室の原先生に伺いました。

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬がなでられるのを避けるようになる要因としては、明らかな痛みなどの不快感だけでなく、体のどこかに違和感を抱えている可能性があります。
たとえば、不快感や違和感に伴い、なんとなく体をかばうような動きや、どこかに触れようとした瞬間に表情がこわばる様子が見られるといった変化がみられることもあります。
また、これまで触れても普通だった背中や足先、耳まわりなど、特定の場所に触れたときだけ反応が変わる場合には、その部位に限定した不快感や違和感がある可能性もあるでしょう。

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
触られるのを嫌がる理由は、痛みだけとは限らないようです。皮膚の赤みやかゆみなど、被毛の下の見えにくい部位にトラブルがある際にも、なでられること自体が不快な刺激になる場合があります。
また、眠いときやひとりで落ち着きたいときなど、そのときの気分によって触れられたくないこともあるでしょう。

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
一時的に気分が乗らず避ける程度で、その後は普段どおり元気に過ごしているなら、様子を見てもよい場合があります。ただし、次のような変化が見られるときは注意が必要でしょう。
① 特定の場所に触れると強く嫌がる
② 触ろうとすると逃げる、怒るような反応を見せる
③ 食欲低下や元気のなさもみられる
こうした様子が続くなら、痛みや皮膚トラブルなどが隠れている可能性も考えられます。嫌がる行動だけでなく、普段の歩き方や寝起きの様子などもあわせて確認したいところです。

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
急に触られるのを嫌がるようになったときは、無理になで続けないことが大切です。嫌がる部位をしつこく確認しようとすると、愛犬の負担が大きくなる場合があります。まずは、どこを触ると避けるのか、皮膚の赤みや腫れがないかをやさしく観察してみるとよいでしょう。
そして、違和感が続くときや、明らかに痛そうな様子がある場合には、早めに動物病院へ相談しましょう。
なでると避ける行動は、愛犬からの小さなサインかもしれません。飼い主さんがその変化に気づき、無理をさせずに対応していけるとよいですね。
監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
