
高校生のお笑いNo.1を決めるコンテスト「ハイスクールマンザイ2025~H-1甲子園~高校生漫才師No.1決定戦!」が、10月12日(日)の夜6時から、BSよしもと(BS265ch※全国無料)で放送される。「M-1甲子園」からリニューアルし、芸人、漫才師を目指す高校生たちの登竜門として確固たる地位を築いてきたこの大会。その歴史を紐解きながら、今大会決勝の模様をチェックしていく。
■未来のスターの輩出番組
吉本興業が主催し、2003年から2008年まで開催された「全国高等学校お笑い選手権『M-1甲子園』」。その名の通り、アマチュアの高校生たちが“日本一おもしろい高校生漫才師”を目指して競い合うお笑いコンテストだ。
2009年からは現在の「ハイスクールマンザイ」に名称を改め、お笑いブームの波にも乗ってその規模をさらに拡大。今年で第23回を迎え、過去最多となる870組1741人がエントリーした。
優勝コンビには、NSC(吉本総合芸能学院)の年間授業料が全額免除される特待生の資格が贈られ、芸人への夢を持つ高校生にとってはまさに「登竜門」と言える大会だ。先日解散を惜しむ声が集まったTEAM BANANAは2006年の「M-1甲子園」で話題をさらった優勝コンビとして知られている。また、今や「キングオブコント」の常連となっているいぬは、2005年大会のファイナリスト出身だ。この大会から羽ばたいた高校生たちは数多い。

■高校生だからこそのフレッシュさと良い意味での内輪ネタ、優勝コンビは満場一致で決定
今回BSよしもとで放送されるのは、8月30日に開催された決勝大会の模様だ。MCにタカアンドトシ、審査委員長にオール阪神・巨人、さらに審査員として板尾創路、笑い飯、NON STYLE・石田明という豪華な顔ぶれが高校生コンビたちの熱演を見守った。
出場するのは全国予選地区を勝ち抜いた8組で、北海道・東北エリア代表はマンボウ、関東エリア代表(1)は冷やし焼肉、関東エリア代表(2)はカンタンフ、東海・北陸・甲信越エリア代表はサンライズタンネ、近畿エリア代表(1)はオーリオセーラー、近畿エリア代表(2)はご恩と奉公、中国・四国エリア代表はいちょう劇団、九州・沖縄エリア代表は宇治抹茶定食。
ネタ披露時間は3分間。「キングオブコント」や「M-1グランプリ」でプロの芸人も苦戦をすることもあるこの短い時間で、どのコンビもきっちり笑いのツボを作り、審査員も真剣な眼差しで審査する。
ネタ披露後には、「芸人でも勇気のいる入りから、後半のリズムネタへとテンポよく進んでいた」「既視感のない独自のスタイル。地元を大事にしている姿勢もいい」「マイクから離れなくてもできたかも。もう少しネタを増やすともっともっと面白くなりそう」など、審査員たちから厳しくも親身なアドバイスが送られる。それを真摯に受け止める高校生たちの姿も見どころのひとつだ。
放送前のため審査結果には触れないが、今大会は審査員の満場一致で王者が決定した。審査員長のオール巨人は、「高校生らしい設定で、内輪ノリではなく誰もが共感できる言葉選びができていた。いい意味で捻らず、『ベタ』で分りやすかった」と、決め手になったポイントを説明。高校生ならではの感性と、普遍的な笑いのバランスが高く評価された。
高校生だからと侮ることはできない。高校生だからこのフレッシュな魅力と、同世代なら特に共感する身近なネタには、洗練されたプロの漫才とは一味違う面白さを感じるはずだ。

