
中学受験に向き、不向きはある?(画像はイメージ)
【豆知識】知らない人は多い…これが「中学受験」の意外なメリット&デメリットです!
「地元の公立中学校が荒れている」「子どもにより良い教育を受けさせたい」などの理由で中学受験をするケースが増えています。
そもそも、中学受験に向く子、向かない子にはどのような特徴があるのでしょうか。中学受験のメリットも含め、個別指導塾を運営するやる気スイッチグループ(東京都中央区) スクールIE運営本部 担当次長の長山和史さんに聞きました。
子どもが「勉強をやらされている」と感じる場合は注意
Q.そもそも、中学受験をするか、しないか迷っている場合、どのような基準で判断すればよいのでしょうか。中学受験に向く子、向かない子の特徴について、教えてください。
長山さん「もし迷われているのであれば、まずは勉強の一環として、お子さまの反応を一緒に見守ることから始めてみてはいかがでしょうか」
■判断の基準について
最初から合格をゴールに据えて意気込むのではなく、まずは入門編のテキストなどに触れ、お子さまの探究心がどのように動くかを見守る期間を設けるのが理想的です。たとえ最終的に中学受験を行わなかったとしても、この時期に養われた思考力や学習習慣は、中学進学後の大きな財産となります。
■中学受験に向く子・向かない子の特徴
・向く子
勉強だけでなく新しい知識への興味関心、探究心を持っている子や、「できた!」という達成感を喜べる子は、受験勉強のプロセスを楽しめます。
・向かない子
向かない子とあらかじめ決めつけてしまうことは、もったいないかと思います。しかし、中学受験の勉強開始前に、お子さまが勉強に対して「やらされている」という実感が強くなっている場合は、お子さま、保護者さま、または信頼できる教師・塾などと連携の上、勉強への興味・関心を今一度引き出していくアプローチを行った後に、勉強を開始することをおすすめします。
Q.中学受験をすると、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
長山さん「中学受験には次のようなメリット、デメリットがあります。ご自身やお子さまの普段の様子を見て判断するとよいのではないでしょうか」
■中学受験のメリット・デメリット
▼受験準備期間中のメリット(勉強面)
・学習習慣の定着
小学校の授業よりも一歩踏み込んだ内容に対し、決まった時間に机に向かうという習慣が早期に確立されます。
・論理的思考力と多角的な視点の育成
中学受験の算数や国語では、知識の丸暗記ではなく「なぜそうなるのか」というプロセスを問う問題が多用されます。筋道を立てて考える論理的思考力や、一つの事象を多角的に捉える視点が養われます。
・未知の課題への試行錯誤する力
難しい初見の問題に対して、今持っている知識を組み合わせてアプローチする経験は、知的な粘り強さを養います。このすぐ諦めずに考え抜く力こそが、将来の高度な探究学習や専門的な学びを支える土台となります。
▼受験準備期間中のメリット(精神面)
先述の勉強面とも重複しますが、困難な課題に挑む忍耐力や、自ら考える癖が身に付きます。成功体験を積むことで自己肯定感も高まります。
▼受験後、進学先でのメリット(環境面)
施設やカリキュラムが充実しており、独自の教育を受けられます。また、価値観や感性の近い仲間と出会いやすく、6年間という一貫した環境で部活や学習に打ち込めます。
▼受験準備期間中のデメリット(勉強面)
・英語学習のスタートダッシュにおける大きなギャップ
受験勉強中は4教科(または2教科)に集中せざるを得ない中、私立中学では1年生から高度な英語教材を導入する学校も多く、小学校での学習内容とのギャップで英語に苦手意識を持ってしまうケースもあります。合格後の準備や入学後のフォローも念頭に置く必要があります。
▼受験準備期間中のデメリット(精神面)
勉強への負荷がかかりすぎると、親子関係が悪化したり、お子さまが自信を喪失したりする可能性があります。保護者さま、そして教育のプロの視線を通した適切なサポートが不可欠です。
