
宅配ボックスや置き配サービスの普及により、荷物の受け取り方は大きく変化している。一方で、すべての荷物が置き配に向いているわけではない。元配達員のゆきたこーすけ(@kosukeyukita)さんが描いた『置けない荷物と不在票』では、置き配を巡る意外なエピソードが紹介されている。
■置き配が当たり前になる時代が来る!?



国土交通省では、再配達削減を目的として、在宅・不在にかかわらず置き配を標準サービスとし、対面での受け渡しを有料化する仕組みの検討が進められている。
この動きについて、ゆきたさんは「とても興味がある話ですが、今のところ情報が少なく、どう考えてよいかわからないというのが正直なところです」と話す。そのうえで、「クール便や着払い、代引き、生ものや貴重品など、置き配に適さない荷物はたくさんありますし、誤配達のリスクもあるので、会社側としても慎重にならざるを得ないのではないでしょうか」と現場目線の考えを語った。
■置き配指定を持ち帰られた!?
玄関前に宅配ボックスが設置されている家庭でも、荷物によっては配達員の判断で持ち帰る場合があるという。例えば商品名に「食品」と記載されている場合、品質管理の観点から宅配ボックスに入れず持ち帰るケースもあるそうだ。
また、置き配指定をしていたにもかかわらず不在票が入っていたという利用者の話も紹介された。理由を確認すると、荷物が人気キャラクター「ち●かわ」の関連商品だったためだという。
■人気商品だからこその気遣い
人気キャラクターの商品は転売目的で狙われるケースも少なくない。そのため、配達員は回収までの時間が読めない置き配を避け、盗難リスクを考慮して直接手渡しを選択したのだという。
一見すると「なぜ置いてくれなかったの?」と思う出来事も、実は荷物を守るための判断だったのである。利用者にとっては少し手間でも、大切な商品を無事に届けたいという配達員の思いが込められていた。
■泥棒増加の懸念も…置き配の課題と対策
便利な置き配だが、標準化が進めば置き配泥棒の増加も懸念される。コンビニ受け取りの活用や宅配ボックスの普及など、さまざまな対策も検討されている。
普段は何気なく受け取っている荷物の裏側には、こうした配達員たちの判断や工夫がある。『置けない荷物と不在票』では、そんな現場ならではのエピソードが描かれているので、気になる人はぜひ本編も読んでみてほしい。
取材協力:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)
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