中島健人、自身と重なるイケメン俳優役でアドリブも満載 “賞欲しい”のアドリブに「完全に僕の心の声が飛び出ちゃった」

中島健人、自身と重なるイケメン俳優役でアドリブも満載 “賞欲しい”のアドリブに「完全に僕の心の声が飛び出ちゃった」

主人公・神崎麗司を演じる中島健人
主人公・神崎麗司を演じる中島健人 / 撮影:田中隆信

中島健人が6月11日に都内で行われた映画「ラブ≠コメディ」(ラブノットコメディ)の完成披露試写会に、長濱ねる、板谷由夏、塩野瑛久、今野大輝(B & ZAI)、光石研、紙谷楓監督と共に登壇した。

■中島健人「油断しないでください。ただのラブコメじゃありませんから」

本作は、360度全方位イケメンと称され、ラブコメ作品に引っ張りだこの人気アイドル兼俳優・神崎麗司が主人公。30歳という節目を迎える麗司は、重厚な作品で認められたいという思いを抱えていたが、次々と届くのはラブコメのオファーばかり。そんな麗司の前に現れたのは人気アイドルの南風美里。飾らず、真っ直ぐに役と向き合い続ける彼女の姿が、ラブコメで演じることに距離を置こうとしていた麗司の心を揺さぶった...。主人公の神崎麗司を中島が、南風を長濱が演じている。

完成した作品の感想を聞かれた中島は「油断して見ると、本当にしっかりとした日本映画に仕上がっているので、見た後の満足感はものすごかったです。僕自身、この作品に結構ポップな気持ちで臨んだんですけど、紙谷監督が骨太な日本映画にしてくださってる側面がたくさんあったりして、見てて、自分も俳優として参加できて改めて良かったと思いました」と答え、「皆さん、油断しないでください。ただのラブコメじゃありませんから」と観客に呼びかけた。

ヒロイン・南風美里役の長濱も「私も同じ印象で、熱血スポ根のような熱い側面を持った映画になったなっていうの第一印象でした。この時代だからこそ、改めて熱くなるとか、一生懸命ということの美しさをとっても感じた映画になりました」と、“熱さ”をしっかりと感じたと伝えた。

今作で劇中ドラマの助監督役を演じている今野は「僕自身、初めての映画出演で、試写を(B &ZAIの)メンバー数人と見に行きました」と報告し、「最後、エンドロールに自分の名前が載っていたのがすごくうれしかったです」と自身の名前がクレジットされているのを見つけて喜んだことを明かした。そして「助監督を演じれる機会ってなかなかないと思うので、すごく貴重な経験をさせていただいたなって思ってます。それに何より、めちゃくちゃいろんな方から可愛がっていただいて楽しかったです」と撮影を振り返って答えた。
映画初出演の今野大輝
映画初出演の今野大輝 / 撮影:田中隆信


■「自分に近い役だからこそ、アドリブで暴れまくりました」

この作品の企画自体が、中島が“麗司”を演じることが前提で進んでいたという。中島は「なんかハーフドキュメンタリーなのかなって思いました。ちょっと僕と似すぎてる部分があるので。それこそ、僕も現場でかなりの熱量を持って18年くらい同じスタンスで臨み続けてますけど、脚本が見事に今までの自分の人生みたいなものを半分くらい反映してる感じでした。もう半分はフィクションなので、ハーフドキュメンタリー的な映画になったというか、そういう脚本だなという印象がありました」と自身と重なる部分がやはり多かったようだ。

そして「でもちょっと自分に近い役だからこそ、アドリブで暴れまくりました。たぶん、僕の映画史上一番アドリブ満載の映画かもしれないです」と、脚本からイメージを膨らませて、中島自身でアドリブとして表現したと答えると、紙谷監督も「アドリブがありすぎて、私は『これは台本だったんじゃないか』って間違えてしまうくらいでした(笑)」と、監督も脚本とアドリブの境目が分からないくらいだったと語った。

自身に近い役だからこそ生まれた自然な“アドリブ”だが、紙谷監督は「でも、中島健人すぎないようにというのは何度も注意した記憶があります。寄せすぎると中島さんでしかなくなってしまうので、それだとこの映画が成立しないのかなって思ったんです」と、撮影時に気を付けていたことを明かした。結果、中島が話したように、半分はフィクションで構成されているからこそ、“麗司”というキャラクターもしっかりと生かされている。

もう一つ、予告映像でも使われていた「賞欲しい!」と連呼するセリフも実は中島のアドリブだったと明かした。「脚本と照らし合わせて映像を見たんですけど、、そんなセリフ一言も書いてない。僕のアドリブでした(笑)。そのまま予告にも使われちゃってビックリ。ト書き以上の感情だ、これは(笑)。完全に僕の心の声が飛び出ちゃったんです」と告白。
映画「ラブ≠コメディ」完成披露試写会より
映画「ラブ≠コメディ」完成披露試写会より / 撮影:田中隆信


映画「ラブ≠コメディ」完成披露試写会より
映画「ラブ≠コメディ」完成披露試写会より / 撮影:田中隆信

■長濱ねる「とっても背中を押されたような気持ちになって演じました」

長濱も、アイドルの美里を演じているが、自身も元アイドルということでやはり重なる部分も多い。「私もアイドルをやった後にお芝居を始めて。お芝居のキャリアが浅いので、撮影の合間に役者の皆さんがお芝居について話をされている時に入っていったらいけないんだろうなとか、お芝居をする中で足を引っ張らないようにというのが、ベースの心持ちとしてあったので、そういう部分は美里に共感するところがありました。でも、美里はそんな中でも自分の意見をきちんと提示して、役とか自分の仕事にリスペクトをもって進んでいる人間だったので、とっても背中を押されたような気持ちになって演じました」と、役に自身が勇気づけられたと伝えた。

その言葉を聞いた中島は「素晴らしすぎましたよ。僕はこの映画で大胆さみたいなものを表現してますけど、ねるさんは繊細さをこの映画で表現されてますよね」と長濱の演技、表現を絶賛。長濱が「でも本当に中島さんのお芝居に勉強させていただくことばっかりです」と伝えると、中島は「本当ですか? ありがとうございます」と笑顔を見せた。
映画「ラブ≠コメディ」完成披露試写会より
映画「ラブ≠コメディ」完成披露試写会より / 撮影:田中隆信


■「日本中を元気にするような映画だと思っている」

中島は、本作の主題歌「Fiction Love」をはじめ、劇中歌も合わせて3曲を手がけている。長濱は「中島さんの作られた曲が流れると、グッと色が付いて、心に何か刺さるような感じがして、初めて聞いた時からちょっと口ずさんでしまいました」と感想を伝えると「えぇ、うれしい!」と喜び、「あんなに忙しい中、いつ作ったんだろう?ってちょっと心配になりますね。何人かいないと」と言われると、「5人くらいはいますよね(笑)」と返した。

最後は、長濱が「皆さんに『エンタメっていいな』『エンタメ作品って素敵だな』って思ってもらえたらとっても幸せですし、私はこの映画をきっかけに、なんかこの作品を撮るような、このお仕事を志してもらえるきっかけになるんじゃないかって、それぐらいのパワーがある作品なんじゃないかと感じています。 もっともっと公開に向けて我々も頑張っていきますので、ぜひ皆さんと一緒に盛り上げられたら嬉しいです」と、思いを伝えた。

そして中島も「日本中を元気にするような映画だと思っているので、ラブコメのようでラブコメじゃない、お仕事ムービーっていうところを気に入ってます。なのでこの映画を見て、自分自身もそうですし、身の回りの方もそうですし、日本中の方をぜひとも『ラブ≠コメディ』で元気にできたらいいなと思ってますので、映画の応援よろしくお願いします!」と呼びかけて、舞台あいさつを締めくくった。

映画「ラブ≠コメディ」は7月3日(金)より全国公開。

◆取材・文=田中隆信
(左より)紙谷楓監督、光石研、板谷由夏、中島健人、長濱ねる、塩野瑛久、今野大輝
(左より)紙谷楓監督、光石研、板谷由夏、中島健人、長濱ねる、塩野瑛久、今野大輝 / 撮影:田中隆信

提供元

プロフィール画像

WEBザテレビジョン

WEBザテレビジョンは芸能ニュース、テレビ番組情報、タレントインタビューほか、最新のエンターテイメント情報をお届けするWEBメディアです。エンタメ取材歴40年以上、ドラマ、バラエティー、映画、音楽、アニメ、アイドルなどジャンルも幅広く深堀していきます。