当時、わが家には小学生、幼稚園児、赤ちゃんの3人の子どもがいました。その日は私の両親に子どもたちを預け、私と夫が好きなアニメ作品を観に映画館へ。こんな機会はめったにないので、早めに良い席を予約しました。中段から少し後ろの中央の席です。しかし、いざ席に座り映画を心待ちにしていると、ある子連れグループが現れて……?
楽しみにしていた映画館で驚きの出来事
そのグループは、女性2人と子ども5人。子どもたちは未就学児から小学校3、4年生ぐらいで、友だち同士の2家族のようでした。まず女性2人と子ども3人、計5人が私たち夫婦の前の列に5人並びで着席。すると残り2人の子どもが、席が違ったようで女性に促されるように、左前方の少し離れた席に座ったのです。
離れた席にいた1人の女の子が、「みんなと遠いー」と不満そうに言い始めました。すると隣にいた女の子が立ち上がり、「私、席を替わってくれるか聞いてくる!」と、私たちのもとへやってきたのです。
私は「親が注意してくれるよね?」と思い、前の席を見ましたが、トイレに行ったのか女性2人のうち1人は不在。残る1人の女性は別の子どもをどうやら叱っているようで気づいておらず……。
私が女の子に「ごめんね、席は替わってあげられないんだ」と断ると、その子はママと思われる女性のところに事の次第を報告に行きました。会話の詳細まではわかりませんでしたが、女性が「大人なのにひどいねー」と笑いながら子どもに言う声が聞こえ、私も夫もドン引きしてしまったのでした。
結局、映画が始まるまでに子どもたちは静かになったものの、私はなんだかモヤモヤ。映画の序盤は前に座るそのグループの様子が気になり集中できず、残念でした。映画を楽しみにする気持ちは大人も子どもも同じ。同じ親として、公共の場での立ち振る舞いには、子どもはもちろん自分自身も気を付けようと思わされた出来事でした。
◇ ◇ ◇
映画館などの指定席では、チケットに記載された席に座るのが基本です。子どもが別の席を希望した場合も、「予約した席に座ろうね」と保護者が伝えることが大切でしょう。断った相手を悪者にするような言葉は避け、楽しいお出かけの場だからこそ、親子で公共の場でのマナーを意識できるとよいですね。
著者:中村ここみ/30代女性/2016年生まれと2018年生まれの女の子2人、2024年生まれの男の子のママ。花屋に勤務。都会のおでかけスポットや植物に関心あり。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)

