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急遽入院すると夫が「俺のごはんどうするの?」自分の心配しかしない夫に、息子と看護師がグサッと一言

急遽入院すると夫が「俺のごはんどうするの?」自分の心配しかしない夫に、息子と看護師がグサッと一言

まだ娘が生まれる前、息子が3歳だったときのことです。体調を崩した私は、検査の結果、急遽入院することになりました。しかし、夫の第一声は私への心配ではなく、「俺のごはん、どうなるの?」の呆れたひと言。3歳の息子や看護師さんにも諭される始末です。その末に、夫が取った行動とは……。

自分の心配ばかりの夫に変化が…

私たち夫婦は共働きでしたが、パート勤務の私が家事育児全般を引き受けていました。夫は一人暮らし経験はあるものの、今までまともに料理をしたことがないそうで、食事に関しては私に任せっきりの状態でした。私が「少しは家事も育児も担ってほしい」と伝えても「無理だよ」の一点張りで、言うだけ無駄だと思うように。


そんなある日、腹痛で食事ができない日々が続いた私は、息子を保育園に預け、総合病院で精密検査を受けました。検査の結果、医師は、「急性胃炎のようです。すぐ、1週間程度入院した方がいいでしょう」と告げます。「1週間も入院? 子どももいるのにどうしよう……」と、私は不安な気持ちになりましたが、とりあえず夫に電話。「入院することになった。手続きもあるから、息子のお迎えに行って、夕方にでも病院に来てくれる?」と伝えると、真っ先に返ってきた夫の第一声は「え? じゃあ俺のごはんどうするの?」という信じられないひと言でした。


私の心配でもなく、子どもの心配でもなく、自分のごはんの心配をしたのです。続けて夫は「まじでしっかりしてよ~。ママが体調崩すのが一番ダメだよ」とまさかの説教。返答に戸惑いながらも「ごめんね。コンビニとかで済ませて」と言うしかありませんでした。


その日の夕方遅く、夫は息子を連れて病室へやって来ます。さすがに硬い表情でしたが、しかしここでも、出てくる言葉は「俺に全部押し付けて、家の中がどうなっても知らないからな」とここでも文句。点滴をしてぐったりしている私は、さすがに怒りが爆発します。「いい加減にしてよ! 大人でしょ、何とかしてよ! それより子どもの面倒をちゃんと見てね!」とキレ気味に吐き捨てました。すると息子が「だめだよパパ、ママはおなかいたいいたいなんだから、ねんねさせてあげようよ」と諭します。


点滴の世話をしていた看護師さんも「お子さんの言う通りですよ。今は自分のことじゃなく、奥様の回復を祈るのが最優先ですよ」と追い打ち。病室の他の患者からも冷たい視線を浴び、夫はバツが悪そうな顔をして、息子を連れて逃げるように病室をあとにしました。


2人が帰ったあと、夫に毎日最低限しほしい家事や息子の送迎関連など、日々私がこなしている内容をメモに起こして「無理に料理しなくてもいいから、お惣菜とか使って食べさせてね」とLINE。返信は「はいはい」のひと言で、少し不安に思いつつ夫を信じることにしました。


夫は入院中、仕事を何とか定時で切り上げてくれましたが、家事全般を1人でこなすのは相当無理があったようで、息子と面会に来たのは数日後。息子に「ちゃんとごはん食べてる?」と聞くと、息子は「うん、パパ毎日泣きながらごはん作ってる」と返します。えっ? 泣きながら作ってるって? と思い夫を見ると、「完璧に家事育児こなしてお前に見せつけようって思ったんだ」「でも家事も料理も、毎日大変すぎて……」と返答。私はそれを聞いて、負担をかけていることを申し訳なく思いました。「ごめんね」と言いかけたとき、夫から「ごめん! 毎日こんなに大変だったらそりゃ体調も崩すよね。今まで任せっきりでごめん」と突然謝罪されたのです。自分で仕事と家事育児を担って、初めて私の大変さがわかったようでした。


その後、順調に回復した私。退院日、家に帰ると夫が「これ食べてみて」と、タッパーに入った料理を手渡します。息子は「パパがつくったんだよ」とうれしそうです。私が驚くと、夫が「毎日散々で悔しかったけど、うまく作れるとうれしくて料理にハマッたかも」と笑顔。「ネットを見ながらあれこれ作って、レパートリーは3つになった」と自慢げです。息子も「パパ、ニコニコでごはん作ってるよ」と明かします。タッパー内の料理を食べると、八宝菜のような一品で、薄味でパンチに欠けましたが、私の心は温かくなりました。


元々凝り性の夫は、料理にハマり、その後も家族に手料理を振るまってくれるようになりました。入院する妻に自分勝手な言葉を吐いた夫の態度は決して褒められませんが、けがの功名で、家族の形が一歩進んだと、今ではうれしく思っています。

家事や育児をひとりで抱え込むと、今回のようにどちらかが動けなくなった際に、とても大変だと痛感。日ごろからもっと夫婦で分担、情報の共有をし、お互いに支え合える対等な関係を大切にしていこうと思います。


著者:木村凛/30代・ライター。4歳と1歳の兄妹を育てる転勤族ママ。繊細な長男と怖いもの知らずの娘の対応に追われる毎日。早く子どもを寝かせて自分磨きの時間も大事にしている。

作画:Pappayappa


※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)


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