そんなモラ夫を「モラ夫解体屋」の力を借りて成敗し、人生をリスタートさせていく妻の姿をオムニバス形式で描いた漫画『モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?』について、同作のシナリオを担当している、かうちさんに話を聞いた。




――本作のストーリー制作にあたり、こだわっていることはありますか?
誰しもの日常に潜んでいるハラスメントを、わかりやすく、印象的に描くことを意識しています。モラハラは、外から見ると「それくらい」と思われてしまうこともありますが、積み重なることで人の心を大きく傷つけます。だからこそ、ヒロインの苦しさには共感できるように、そして最後の断罪にはしっかり爽快感が残るようにこだわっています。読者にとって、何かの警鐘にもなればと思っています。
――「case4 #“マザコンモラ夫”は妻が胃腸炎になるまで束縛する」に登場する夫・光のように、作中にはさまざまな「モラ夫」が登場しますが、かうちさんが「この夫は一番酷いかも…」と思うのは、どの夫でしたか?
「case2 #ハイスペ夫の不倫修羅場パーティー」と、「case3 #パパは部長じゃない!?学歴マウント社内ニート」に登場する夫でしょうか。どちらも法律で裁かれるようなわかりやすい悪ではないかもしれません。でも、相手の気持ちを踏みにじり、自分の欲やプライドを優先するという意味では、かなり悪質だと思っています。彼らのような浮気癖や過度なマウンティングを取り締まる法律、どこかにありませんかね?
――読者にメッセージをお願いします。
モラハラは決して特別なものではなく、身近な人間関係の中に潜んでいることもあります。この作品が、誰かにとって「これはおかしい」と気づくきっかけになったり、少しでも前向きになる力になればうれしいです。ぜひ読んでみてください。
どれも「モラ夫」を描いたストーリーだが、決して夫だけでなく、さまざまな「モラハラ」への対応の仕方として参考になる部分も。近くに「モラハラ」な人がいなくても、「こういう人いる!」と共感できたりスカッとするエピソードが多いので、ぜひ読んでみて。
取材協力:かうち(@kauchi_writer)
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