
芳根京子とSnow Man・渡辺翔太がW主演を務める舞台「ウェンディ&ピーターパン」の取材会及び公開ゲネプロが、6月11日に東京・THEATER MILANO-Zaにて行われ、芳根と渡辺のほか、共演の石丸幹二が囲み取材に登壇。お互いの印象や演出の見どころなどを語った。
■「ウェンディ&ピーターパン」が、5年ぶりに日本へ――
同舞台は、ジェームス・マシュー・バリーが20世紀初頭に生み出した戯曲「ピーター・パン」を、作家・演出家のエラ・ヒクソンが新たな登場人物を加え、ウェンディの視点から大胆に翻案した作品。少女が自らの力で運命を切り開いていく壮大な冒険譚を、ユーモアたっぷりに描き出す。
ジョナサン・マンビィの演出により、5年ぶりの日本再演となる今回、ウェンディとピーターパンを演じる芳根と渡辺のほか、ウェンディの弟のジョン役とマイケル役で鳥越裕貴と松岡広大、ピーターの相棒のティンク役で富山えり子、タイガー・リリー役で天野はな、海賊のスミー役で玉置孝匡、ウェンディらの母親のミセス・ダーリング役で池谷のぶえ、フック船長とミスター・ダーリングの二役で石丸が出演。
6月12日(金)から7月5日(日)まで東京・THEATER MILANO-Za、7月13日(月)から7月20日(月)まで大阪・フェニーチェ堺 大ホールで上演される。
■お互いの印象は「本当に太陽みたいな方」「ピーターにぴったり」

演技仕事では初共演となる芳根と渡辺。お互いの印象について、渡辺は「もう本当に太陽みたいな方ですよ。稽古が始まってすぐの取材のときから言っていたんですけど、太陽みたいな明るい方だなという印象だったところから、稽古をやっていくうちに、すごく力強く、エネルギッシュで、パワフルで体力もあって、見た目とのギャップがかなりある方だなという印象を受けています」と絶賛。
一方の芳根は、「最初の印象から変わらない。本当に素直な方で、うそがつけなくて。初めの取材のときから、すごくピーターにぴったりだなという印象だったんです。そのまま今、というぐらい、裏表もないですし、すごくさっぱりされているから気持ちよくて。今回、W主演ということもあって、すごく心強いピーターが隣にいてくださるので、安心して飛ぼうと思います」と笑顔を見せた。
見どころの一つでもあるフライングについて、芳根は「私、高所恐怖症なんですけど、セリフを言わなきゃとか、ここでこの段取りがあるとか、いっぱい考えていたら怖いというのが後回しになっていて。稽古が始まってからフライングで怖いとあまり思わなかったんです。上に来たときとかに“なんかちょっと怖いかも”と思うときはあったんですけど、今はみんなで飛ぶのが楽しい!すごくいい景色を見させてもらっています」と感慨深げ。
「ピーターもすごいですよ」と振られた渡辺は、「まぁまぁまぁ…飛び慣れていますかね」とはにかみつつ、「役が乗って飛ぶことは初めてなので。(これまでは)渡辺として飛んでいるから、どんな動きをしようが僕の自由で、僕が美しいと思った形で飛べばよかった。でも、“ピーターパンって飛んだときこういう格好で飛んでいるよな”という、役が乗った動きのあるフライングというのはなかなか経験のないことなので、最初は“あれ、なんか回っちゃうな”“前向きたいのに”とか、いろいろとトラブルがありました」と語り、謙虚に課題を見つめる。
さらに、自身の注目ポイントを聞かれた渡辺は、「フライング以外にも、そこから照明・音響だったりいろいろなものが乗っかってくるとより美しく見えるので、そこは『Great!』な部分ということで、注目していただければ」と控えめにアピール。すると、芳根が「(ピーターの)登場のところがすごくかっこいいので、私、(寝ている設定のため)いつも薄目を開けて見ていました」と伝え、代わりに太鼓判を押した。
■渡辺翔太「見に来てよかったなと、笑顔で帰っていただくことが一番」

最後に、石丸は「今日を含めてお客様の前で初めてパフォーマンスをすることになるんですけども、今度は客席とのキャッチボールが始まります。ですから、僕たちが球を取りながら、すてきな返球ができるような、そんなものを目指していきたいと思っています」と力強く宣言。
渡辺は「幹二さんがおっしゃっていたのと僕も近しいところがあるんですけど、やっぱりお客さまと一緒に楽しむ、巻き込む。ちょっとしたやり取りだったり、問いかけるところだったりと、一体感を生まなきゃいけないシーンもたくさんありますし。とにかく見に来てよかったなと、笑顔で帰っていただくことが一番かなと思いますので、僕たちが楽しめばお客さまも楽しんでいただけるかなという思いで、ピュアな気持ちでやれればいいなと思っております」と使命感に燃える。
芳根は「本当に美術のセットも細かくて美しくて、映像も音楽も照明も全てが合わさったときにどんな空間が広がるんだろうって。私たちはやっている側だから、向こうから見ることはできないんですけど、本当に素晴らしい、美しい世界が広がっているという自信があります」と熱弁。
そして、「見に来てくださった皆さまを最高のネバーランドへお連れできるように、けがなく事故なく、全員で大千秋楽まで駆け抜けていきたいなと思います。来てくださる方は何も考えずに、ただ楽しむ心だけを持って劇場に来ていただければ。楽しい時間を過ごしてもらえるよう、精いっぱい頑張りたいと思います」と意気込み、会見は終了した。
■「ウェンディ&ピーターパン」ストーリー

1908年のロンドン。ダーリング家の子供部屋。ウェンディ、ジョン、マイケル、そして体の弱い末っ子のトムが戦争ごっこをしながら部屋中を飛び回っている。そこへ両親であるミスター&ミセス・ダーリングが子供たちを呼びにくる。家族がそろった姿は幸せそのもの。
その晩、熱を出したトムを医者に診てもらうも、診立てはあまりよくない。やがて皆が寝静まった遅い時間に子供部屋の窓からピーターパンがやってきて、トムをどこかへ連れ去っていった。
それから1年後のある日の夜、子供部屋の窓が開いて、再びピーターパンが現れる。驚くウェンディはジョンとマイケルを叩き起こし、トムを探しにいくため、ピーターパンたちと一緒にネバーランドへと旅立つ。

