母の『救いの神アプリ』が大活躍
練習したキャッシュレス決済アプリをスマホで立ち上げ、ドキドキしながら操作する恵子さん。
「えっと、これで合ってるかしら」
手が少し震えながらも、慎重にアプリを起動。
スマホ画面をバーコードスキャンして……
「ペイッ!」
決済完了の音が鳴り響いた瞬間、友人たちは拍手喝采。
「恵子さん、すごいじゃない!」
「まさか恵子ちゃんが一番の最新派だったなんて」
大盛り上がりの友人たち。
その夜、この話を由香里さんに話す恵子さんは、とても嬉しそうでした。
「孫や娘に笑われないようにと思って覚えたのに、まさか友だちの前で鼻が高くなるなんて」
目を輝かせながら話す母の姿が、とても印象的でした。
教えておいてよかった
由香里さんも「教えておいてよかった」と、母の誇らしい表情に思わず笑みがこぼれました。
「最初は面倒がっていたのに、こんなふうに役立つなんて」
デジタルに苦手意識を持つ世代にとって、新しい技術は不安の種。
でも一度使えるようになれば、こんなにも自信につながるもの。
「ママが友だちの前でヒロインになれて、私も鼻が高いわ」
親子で共有した小さな成功体験でした。
【体験者:30代・女性/会社員、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。

