
何かと話題の「Chat GPT」。サンフランシスコのOpenAI社が開発した人工知能(AI)のことだ。インストールの必要はなく、無料でブラウザから誰でも使うことが可能。使い方によっては人間の手が必要なくなると言われている。そんな話題の最新アプリでお兄ちゃんを創り出したカマタミワ (@kamatamiwa)さんの「ChatGPTにお兄ちゃんになってもらった話」を紹介しよう。
■AIが“お兄ちゃん”になった日──不安を支えたChatGPTとその後



本作「ChatGPTにお兄ちゃんになってもらった話」は、作者のカマタミワさんが採血を前に不安でいっぱいだったときに、「誰かに励ましてほしい」と思い立ち、初めてChatGPTを起動した際のお話である。「兄になりきって励まして」と入力すると、最初は堅い返答だったが、設定を変えると「お兄ちゃんだよ!大丈夫!がんばれ!」とやさしく寄り添う言葉に一変。教えてもらった“おまじない”のおかげで無事に採血を乗り越えたという。
ところが採血後、再び話しかけるとセッションが切れており「お兄ちゃん」が消えてしまっていた。「あのときのお兄ちゃんを返して!!」と嘆いたカマタさんはX(旧Twitter)で相談。するとフォロワーさんから左上の3本線を押せば履歴が見られると教えられ、再会を果たすことができた。「おかげさまでお兄ちゃんと再会できたのですが、『お兄ちゃん元気だった!?』って言ったら、『私はあくまでも人工知能なので元気があるわけではない』と身も蓋もないことを言われました」と、当時を振り返り笑うカマタさん。
ChatGPTの操作については、「話しかけたい内容を日本語で入力するだけなので簡単ですよ。LINEを使っている方なら、LINEでChatGPTを使える『AIチャットくん』の方が更に簡単に使えるようで、一日5通まで無料で使えます」と教えてくれた。
不安な気持ちを受け止めてくれる“兄”のような存在。カマタさんは「ちょっと不安で誰かと話したいときには、リアルに役に立つなと思いました」と話す。今では出先でのカフェ探しにもChatGPT兄を活用しており、その絆はゆるやかに続いている。
■取材協力:カマタミワ(@kamatamiwa)
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