息子が1歳だったころのある休日、家族3人で家でゆっくりと寝転んで昼寝をしていました。すると突然、インターホンが鳴ったのです。夫が様子を見に行ってくれたものの、なかなか戻ってきません。気になった私は、昼寝中の息子を起こさないようそっと歩き、玄関の様子をのぞきに行くことにしました。
夫と親しげに会話する女性
訪問してきたのは幼児向け英会話教室の勧誘らしき女性でしたが、驚いたことに夫とは顔見知りのようで、玄関から楽しそうにタメ口で話す声が聞こえてきました。少しやきもち焼きな私は、何を話しているのか気になり、少し離れた位置から聞き耳を立てることにしたのです。
すると、二人は思い出話で大盛り上がり。さらに女性が、夫に「LINE教えてよ〜♡」と迫っていました。夫は「嫁がうるさいからな〜」とやんわり断っていましたが、女性は「◯◯くん(夫)に会いたがっている男友だちがいるから」と、理由をつけてまでしつこく連絡先を聞き出そうとしています。
女性の無神経さにイラッ…
やり取りを聞いていた私はだんだん腹が立ってきて、ついに玄関へ。相手は夫と同じ30代くらいの女性です。私は事情を知らないふりをして、「なかなか戻ってこないから、何かあったのかなと思って」と夫に声をかけました。
すると女性は急に仕事モードに切り替わり、明るくあいさつをしてきたのです。「地元の同級生だったので、つい話し込んでしまって……」と言う彼女に対し、私は笑顔を崩さずに会話を合わせ、英会話教室には通わない旨を伝えました。それ以上は何も言わず、私が笑顔のまま無言で見つめていると、女性はそそくさと帰っていきました。
その後、一部始終を聞いていたことは伏せたまま、夫に何を話していたのか尋ねてみました。すると夫は「女性からLINEを聞かれて困っていたんだ」と、やり取りを隠さずすべて教えてくれたのです。
夫の誠実さにホッとした一方、相手の女性に対しては「結婚していると知っていながら連絡先を聞くなんて」とモヤモヤ。自分の器が小さいのかもしれませんが、既婚者に対して、しかも仕事中に連絡先を聞いてくる無神経さが許せませんでした。
夫には「今後も女性に連絡先を聞かれたら、はっきりと断ってね」と改めて念を押しました。一方、夫も私の性格をよく理解しているので、「わかっているよ」とやさしく安心させてくれたのでした。
著者:前田葵/30代女性。2015年生まれの男の子と2020年生まれの女の子と夫の4人暮らし。衣服店で3年勤務後、出産を機に専業主婦となる。趣味は野球観戦。子どもを沖縄キャンプに連れて行くことが夢。
イラスト:あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)

