3.水の音などに好奇心をそそられる
猫は基本的に警戒心が強い一方、好奇心も旺盛です。たとえば、飼い主さんが持ち帰った品々もひとつ残らず、匂いをチェックします。
お風呂場の場合、猫が最も興味を惹かれるのが、音の数々でしょう。
シャワーの「シャーシャー」や風呂桶で身体を流す「ザパーン」、念入りに髪を洗う「シャカシャカ」など、日中には聞こえてこない音ばかりです。音の正体を確認できないため、余計に気になります。まるで昔話の「鶴の恩返し」の老夫婦のような心境です。
「決して覗かないでください…」
昔話の老夫婦と違って、愛猫は飼い主さんの約束を守り、禁断の入浴シーンを覗くことなく、興味深い音だけを熱心に聞き取ります。
そして、風呂上がりの後は、「飼い主の恩返し」のタイトル通り、たっぷりとかわいがってもらい、めでたしめでたしな日々を送ります。
愛猫の安全を保つうえでの注意点
飼い主さんの目が行き届いていれば、たとえ愛猫が浴室に入っても、それほど心配はいりません。ただ、最悪の事態を避けるうえで、以下の点に注意しておきましょう。
湯船に落ちると溺れたり、パニックに陥る可能性もある 浴床は滑りやすく、転倒事故の危険性も 風呂上がり後はお湯を抜いておく 愛猫を閉じ込めるリスクもあるため、風呂場の開閉に気をつける(特に夏場は要注意)お風呂場で愛猫とリラックスして過ごすためにも、飼い主さんは安全性には十分に留意してください。

