夫婦でため息が止まらない
淳はその日も仕事で不在だったのですが、私が話すと、彼は深くため息をつきました。
「ひどいなそれ。うちで吸ってるんだから、文句言われる筋合いはないだろ。俺たちの家だぞ」
「そうそう、わが家なのに普段から外で吸えって言われたら、ストレス溜まるよね?」
「もちろん。自分の家での行動まで他人の顔色うかがうなんて馬鹿らしいよ。次言われたら、俺がはっきり言うから」
淳の言葉は、その場では心強かったものの、まいのあのプライドの高さと押し付けがましい性格を考えると、淳がはっきり言ったところで、すんなり引き下がるはずがないことも分かっていました。その時のことを想像するだけで、また胃がキリキリと痛み出すようでした。
ああ、どうして私は、こんなにも自分の家でリラックスできないんだろう…。すべては、まいの過剰な「私が正しい」という思い込みからくる、自分勝手な行動のせい。
私は、彼女からの次の連絡が来るたびに、心が沈んでいくのを感じていました。
あとがき:「親しいから」許されるわけじゃない
まいは、自分の「健康志向」という価値観を絶対的なものとして、みどり夫婦の「大切な儀式」である一服の習慣を否定します。問題なのは、「私がいる時だけ」ではなく、「普段から」家の外で吸うように強要した点です。これは、親しい友人という関係性を盾に、他人の生活の根幹を、自分の都合で変えようとする「生活への侵略」に他なりません。「親しいんだから協力して」という言葉は、友情を利用した最大の攻撃です。この理不尽な要求は、みどりの我慢の限界を試し、彼女の家を「リラックスできない場所」へと変えていきました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

