長男を出産した直後、私はまだ動けずにいて休んでいました。そんな中、突然義母が入ってきて、私は驚きで言葉を失います。さらにその後、赤ちゃんを抱いた義母の行動に、私はまたしても戸惑うことになったのです……。
出産直後に突然入ってきた義母。さらに赤ちゃんを抱くと…
無事に出産を終えた直後、私はまだ分娩室で体を休めていました。その病院では、出産後に家族の入室が認められることもあったようです。ただ、私自身は体も気持ちもまったく落ち着いていませんでした。そんな中、突然義母が分娩室に入ってきたのです。
「もう生まれたの?」
義母は、出産直後でまだ動けずにいた私のほうへ身を乗り出すようにして言いました。まさか、そのような状態で近くまで来られるとは思っておらず、ただ驚くことしかできませんでした。出産直後の体はとても見せられる状態ではなく、家族であっても見られることはないと思っていたため、強い戸惑いと抵抗感を覚えました。
その後、病室に移って少し落ち着いたころ、面会に来ていた家族が順番に長男を抱っこすることに。
義母がわが子を抱き上げたそのとき、義母はその場にいた、まだ名前を知らなかった親族に向かって「この子の名前は〇〇くんです」と突然発表したのです。
名前は夫婦で悩んで決めた大切なものでした。義母には事前に伝えていましたが、家族や親族に知らせるなら親である私と夫からだと思っていたのです。まさか義母の口から先に発表されるとは思わず、私は言葉が出ませんでした。
さらにそのあとも、義母の言葉に驚かされました。親族が帰った後の義母の第一声は、「次は女の子ね」でした。私を労う言葉はなく、長男が生まれたばかりなのに、もう次の子の話をしているのです。出産直後で心身に余裕もなかった私は、その言葉を受け止めることすら難しい状態でした。
退院後、義母は事前連絡なしでほぼ毎日のように訪ねてきました。授乳中や赤ちゃんがようやく寝たタイミングでも気を遣わなければならず、心も体も休まる時間がほとんどありませんでした。産後で余裕のない中、気を張り続ける日々が続いていたように思います。
今振り返っても、あのときの出来事は簡単に受け流せるものではなく、強い戸惑いと疲労感が残っています。ただ、今思えば義母に悪気はなく、孫の誕生がうれしくて気持ちが先走っていたのかもしれません。
この経験を通して、産後の母親にとって、心と体を休める時間と静かな環境がどれほど大切かを痛感しました。義母に悪気はなかったのかもしれませんが、出産直後の私には、ひとつひとつの言動を受け止める余裕がありませんでした。近い関係であっても、相手の状況を想像しながら、無理のない距離感を保つことが大切なのだと感じています。
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出産直後は、母親の心身がまだ大きく揺らいでいる時期です。家族であっても、まずは本人の体調や気持ちを尊重し、無理のない距離感を大切にしたいですね。
著者:佐藤 弥生/20代女性/2019年生まれの息子、2021年生まれの娘、2023年生まれの娘、夫の5人暮らし。長男には発達特性があり、現在は在宅での仕事に取り組みながら子育てをしています。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)

