平日の夕方、習い事の帰りに子ども2人を連れてバスに乗ったときのことです。1歳の下の子は抱っこ紐の中、3歳の上の子とは手をつないで乗車しました。上の子は幼稚園帰りで疲れていたのか、立ったままウトウトし始めてしまい……。
満席のバスで嫌味を言われ…高校生がひと言
雨の日で車内は満席だったため、私はやむを得ず上の子をおんぶすることに。すると、優先席に座っていた年配の男性から「お母さんって、大変アピールがすごいね〜」と言われたのです。
席を譲ってほしいなど、私はひと言も言っていません。突然の言葉に驚いていると、男性の隣に座っていた松葉杖を持った高校生くらいの男の子が、「僕、代わりますよ」と声をかけてくれました。
けがをしている彼に席を譲ってもらうのは申し訳なかったので、私はすぐにお断りしました。すると男の子は続けて、男性に向かって「元気そうなのに、席も譲ってあげないんですね。ケチな大人もいるんだ……」とひと言。
さらに、状況に気づいたのか、バスの運転手さんもマイクで「本日は雨のため、車内が混み合っています。席を譲り合ってご利用くださいますよう、ご協力をお願いいたします」とアナウンスしてくれました。
気まずくなったのか、男性は次のバス停で降りていきました。混雑した車内で子どもをおんぶすることになり、周囲の方に申し訳ない気持ちでいましたが、みなさんのやさしさに救われた出来事でした。
◇ ◇ ◇
雨の日や混雑した車内では、子ども連れでの移動に気を遣う場面も多いもの。親としても周囲への配慮を忘れずにいたい一方で、困っている人に心ない言葉を向けるのではなく、相手の状況を想像することも大切ですよね。お互いに思いやりを持ち、気持ちよく過ごせる行動を心がけたいですね。
著者:鈴木あかね/30代 女性・パート。2人のやんちゃな兄弟を育てる母。趣味はガチャガチャ集め。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)

