
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、カドコミで連載中の、犬山スケッチさんが描く『柴犬ぽんちゃん、今日もわが道を行く』より『すれ違う心』をピックアップ。
犬山スケッチさんが4月22日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、3万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、犬山スケッチさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■父さんとぽんたの日常

作者の犬山スケッチさんの愛犬である柴犬・ぽんたの日常を描いた本作。今回は、ぽんたと犬山さんのお父さんとのエピソードだ。
お父さんが、お隣さんに回覧板を回すときやゴミ出しの時、地域の行事の時など、ぽんたは必ずお供としてついて行っていた。そのため、お父さんが車に乗らずに出かける際は、イコール自分のさんぽであると認識していたぽんただったが、ある時お父さんは一人で出かけてしまう。
一人留守番をしていたぽんたは、お父さんが帰宅すると「あんぎゃ あんぎゃ」と不満を爆発させるのだった。
作品を読んだ読者からは、「ぽんちゃんほんっと可愛い」「全てが実家で飼ってた柴犬のあの音や声で愛しい」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・犬山スケッチさん「すこし重めのエピソードはなるべく避けるように…」

――『すれ違う心』なかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
ぽんちゃんが父においていかれ、狼狽えて玄関をウロウロしているシーンが気に入っています。頭の中ではこの時のぽんちゃんが狼狽えてる!というのが分かっているのに、どうすればそれを分かりやすく伝えられるか、ものすごく悩んだ場面でした。何コマ使おうかとか、コマの順番を変えてみたり、捏ねて捏ねて、結局丸々1ページ使ってしまった事に、我ながら呆れた記憶があります。
――「次は裏口からこっそり出ようと心に決めた」お父様ですが、その後その作戦は上手くいったのでしょうか?
最初は作戦通り上手く行きました。しかし、わざわざ靴を持って裏口に回るのが面倒くさいのか、言い出しっぺの父の方が年々守らなくなっていきました。作戦は見事に大失敗です。なんなら最近は、そんなぽんちゃんに怒られることが、父の楽しみにさえなってきているような気がします。ますます悪化してますね…!
――これまで描かれた柴犬ぽんちゃんのエピソードの中で、犬山スケッチさんが特にお気に入りのエピソードをお教えください。
最近だと、レタスクラブさんに掲載して頂いた「魔法の言葉」というエピソードが気に入っています。「さんぽ」という魔法の言葉に絶対振り返っちゃうぽんちゃんのお話なのですが、現実でもぽんちゃんの「さんぽ…?本当に…?」といった期待の眼差しを向けてくる姿が本当に可愛くて、いつか描きたいなあと思っていました。本当にただただシンプルなエピソードなのですが…!
――日常体験をエピソードに描くうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
心にぽっかり穴が空いてしまうような、すこし重めのエピソードはなるべく避けるようにしています。描かない、と言うよりは描けない、の方が正しいと思います。犬と暮らしている今、この先受け止めていかなければならない大きな課題だとは思うんですが、どうしても自分自身にダメージが大きくて。心を強く持ちたいです。
――『柴犬ぽんちゃん、今日もわが道を行く』は、現在2巻までコミックスが発売されています。改めてコミックスの見どころや注目ポイントをお教えください。
実家の柴犬をメインに描かせていただいているのもあり、方言や、地元の懐かしさ、あるいは田舎の日常風景を少しでも思い浮かべれるような気持ちになっていたただけたら嬉しく思います。もちろん、一番はぽんちゃんの本を通して柴犬のあるあるを楽しみながら感じていただけるのがいちばん嬉しいです!!
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
いつも応援してくださっている皆様、そして初めましての方も、こんにちは!犬山スケッチと申します。
第2巻を刊行していただいた今、漫画を描き続けることも、日常として少しずつ生活に馴染んで来たように思います。そんな毎日を続けていられるのは、いつも応援してくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます!そしてこれからも、ぽんちゃんと一緒に頑張っていきますので、どうぞよろしくお願い致します!!

