【新じゃがを皮ごと入れる一杯】だし不要の「新じゃがと豆苗のみそ汁」作ってみた!からし後のせで料亭級の品格
毎日のみそ汁をラクチンに!レシピは農家向け月刊誌『家の光』の別冊付録から
だし不要で作る「肉だんごと春雨のピリ辛みそ汁」を考案したのは、料理研究家・小田真規子さん。農家向けの月刊誌『家の光』の、2020年1月号の別冊付録「すごい!みそ汁 一年中」で紹介されていました。
『家の光』は、今から101年前の大正14年(1925年)に創刊された、JAグループのファミリー・マガジン。「食と農」「暮らし」「協同」「家族」を柱に、暮らしに役立つ情報が幅広く掲載されていて、読み応えのある雑誌なんですよ。
このレシピ集では、毎日のみそ汁をパワーアップさせるたくさんのみそ汁レシピ、全国の代表的な郷土みそなどが掲載されていました。
今回作ってみる「肉だんごと春雨のピリ辛みそ汁」は、おかずみそ汁として紹介されていました。具だくさんにするよりも、具材を2~3種類に絞り、素材そのものの風味を活かしたみそ汁に仕上げるのが小田さん流。
だしが出やすい食材を選ぶことで、だしを加えなくてもおいしく作れるとのことですよ。
たしかに豚ひき肉の肉だんごから旨味が出るので、だしは不要な気がします。みそ汁とはいえ、しょうがとラー油でピリ辛味にするようなので、中華風のみそ汁になるのかしら?
だし不要な「肉だんごと春雨のピリ辛みそ汁」を作ってみた!
レシピは4人分で紹介されていましたが、今回は2人分に調整しました。小田さんは信州みそと仙台みそを1:1でブレンドした合わせみそを使っていましたが、仙台みそが手に入らなかったので信州みそだけで作ってみます。

【材料】(2人分)
小松菜…1/4束(75g)
しょうが…1かけ(10g)
春雨…15g
豚ひき肉…75g
しょうゆ…小さじ1
ラー油…小さじ1/4
水またはだし汁…350ml ※今回は水を使用
みそ…大さじ2
【作り方】
1. 小松菜を長さ5cmに、皮を剥いたしょうがを千切りにします。

千切りのしょうがをたっぷりと加える印象です。しょうがは血行をよくする働きがあるので、体が温まるみそ汁になりそう♪
2. 豚ひき肉、しょうゆ、ラー油をボウルに入れ、スプーンでざっくりと1分ほど混ぜます。

しょうゆとラー油で豚ひき肉に下味を付けます。

スプーンで混ぜるので手は汚れませんが、豚ひき肉がポロポロとまとまりにくい…。スプーンの背でひき肉を押して、なるべく密着するように混ぜました。

1分ほど混ぜても粘り気が出なかったので、小さめのひと口サイズに丸めておきました。
3. 鍋に水(またはだし汁)と1のしょうがを入れて中火にかけ、煮立ったら春雨と1の小松菜を加えて弱火で2~3分煮ます。

みそ汁を作るときはいつもだし汁を使いますが、今回は肉だんごを加えるので水で作ってみることに。水としょうがを中火で3分ほど煮ると煮立ったので、春雨を投入。
乾燥した春雨を加えると汁に粘度が出て、肉だんごが固まりやすくなるそうです。
水で戻さなくていいのでラクチン♪

弱火で2分ほど加熱すると春雨がくったりとしました。
4. みそを溶き入れ、2を親指サイズに丸めてちらしながら加え、弱火で2~3分煮ます。

今回は大豆、米、塩だけで作られた信州みそを用意しました。色は黄土色っぽい淡い色で、淡麗でほどよい塩味がありますよ。
信州みそは生産量が日本一で、全国のみその生産量の約4割を占めるそうです。

溶け残りがないようにみそを溶かしました。

今回はあらかじめ丸めておいた肉だんごを入れ、弱火のまま3分ほど加熱。肉だんご全体がみそ汁に浸らないので、途中で上下をひっくり返してしっかりと火を通しました。
器に盛り付けたら完成です。
みそ汁にしょうがの辛味と豚肉の旨味。春雨入りであっさりみそラーメン風

料理研究家・小田真規子さん考案の「肉だんごと春雨のピリ辛みそ汁」が完成しました。肉だんご、小松菜、春雨入りなので鍋を取り分けたような仕上がりです。
しょうゆとラー油で下味を付けた肉だんごを食べてみると、豚肉の旨味の塊といった味わい。ラー油の辛味がきいているかと思いましたが、食べ終わった後に少し辛いかもという程度で、とても食べやすいです。
しょうゆとラー油の水分しか加えていないので食感はやや硬めですが、塊肉よりも食べやすい弾力感。

小松菜はくったりと煮えているので風味と甘さが広がります。春雨といっしょに麺をすする感覚で口に入り、あっさりとした食べ心地♪

みそ汁にはしょうがの風味がキリッときいて、いつもよりもしょうがの味わいが際立っています。「ピリ辛みそ汁」という料理名は、ラー油よりもしょうがの辛味が由来のような気もします。
肉だんごから溶け出した脂が浮いたみそ汁には、豚肉の旨味も感じられます。
みそ、しょうが、豚肉、春雨の組み合わせから、あっさりめのみそラーメンを食べている気分になれたみそ汁でした♪
肉だんごがだしと具を兼任。しょうががきいたみそラーメン風で満足感あり♪

JAグループのファミリー・マガジン『家の光』の別冊付録レシピ集で見つけた、料理研究家・小田真規子さん考案の「肉だんごと春雨のピリ辛みそ汁」。
だしが出やすい食材をじっくりと煮ることで、だしなしでも深い味わいになると紹介していた通り、千切りしょうがからはキリッとした辛味、肉だんごからは豚の旨味が染み出し、水で作ってもおいしいみそ汁になりました。
春雨入りなので、あっさりみそラーメン風に楽しめて満足感を得られました。
レシピには、下味を付けた肉だんごをほぐして食べると味が広がると書かれていたので、軽くまとめて煮て、食べるときにほぐして担々麺風にするのもアリなのかも。
いずれにせよ、豚肉の旨味や甘味を感じられるので、サラッと飲むみそ汁というよりも、おかずとして食べられるみそ汁になりますよ。ボリューム感のあるみそ汁なので、おかずを作る時間がないときのお助けみそ汁として取り入れてみてくださいね。
小田真規子さん プロフィール
料理研究家。だれもが作りやすく、健康に配慮した家庭料理を提案する。雑誌でのオリジナルレシピ発表、料理本の出版、企業への料理提案や商品の開発などに幅広く携わるほか、『あさイチ』『きょうの料理』(ともにNHK)などテレビ番組でも活躍。『とにかく盛り上がる夜ごはん』(文響社)、『まいにち湯豆腐』(ダイヤモンド社)など著書や監修書も多数。

