今の夫と交際していたころ、友人たちも交えて食事に出かけた夜のことです。楽しい時間が続き、気づけば終電を逃してしまって……。


朝帰りしたら…庭先に父が!?
終電を逃したあと、私たちはカラオケボックスに入り、始発まで時間をつぶすことにしました。すると途中で、近くに住んでいた彼が「車を取ってくる。家まで送るよ」と言ってくれました。私はその言葉に甘え、自宅まで送ってもらうことに。
平日だったため、父はもう出勤している時間だろうと思い込んでいた私。ところが家の前に着いた瞬間、その考えは一変しました。庭先には、仁王立ちでこちらをじっと見つめる父の姿があったのです!
普段は寡黙な父ですが、そのときの鋭い視線に、一瞬で目が覚めるような思いがしました。どうやら父は、私が帰ってこないことを心配し、出勤前に外で待っていたようです。
私は慌てて事情を説明しました。すると彼も車から降り、「遅い時間まで一緒にいて、心配をおかけしてすみません。今後は気をつけます」と、父に向かって深く頭を下げてくれたのですが……父はしばらく無言のまま、私たちを見つめていました。その沈黙が何よりも緊張感を高め、今でも忘れられない出来事です。
当時の私は、自分の行動を深く考えず、家族がどれほど心配するかまで想像できていませんでした。この出来事をきっかけに自分の軽率さを反省し、それからは家族に心配をかけない行動を心がけるようになりました。
一方で、彼が父に対して誠実に対応してくれたことで、私の中で彼への信頼が深まりました。少し気まずい朝ではありましたが、彼との将来を考える上でも、強く印象に残った出来事です。
著者:杉浦咲子/40代女性・女子中学生の母。フリーランスの語学講師で趣味は海外旅行と映画鑑賞。
作画:霜月いく
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 霜月いく

