
6月11日発売の「週刊文春」により、日本テレビ系の人気演芸番組「笑点」で42年にわたり座布団運びを務める山田隆夫の、自身が会長を務める団体の元理事に対するトラブルが報じられた。記事によると、山田は家庭の事情で退任を申し出た元理事に対し、「お前は頭がおかしい!」とLINEで激しい言葉を投げかけたという。
「放送開始60周年を迎えた国民的長寿番組のレギュラーに関する報道だけに、世間からは大きな注目が集まっています。実は、この報道に先立ち、番組の公式Xが『重大発表』と銘打って山田単体の画像を投稿していたことから、ファンの間では番組卒業説など様々な憶測が飛び交っていました。結果として卒業は否定されたものの、公表されたのは番組での和やかな雰囲気とは真逆の私生活での裏素顔。ネット上でも『こんな人だったの?』と長年にわたりお茶の間に親しまれてきた“山田くん”のイメージとのギャップに困惑した人も多かったようです」(スポーツ紙記者)
そんな山田について、とりわか若い世代は「座布団を運んでいるおじさん」という印象が強いのかもしれない。しかし、お茶の間にあまり知られていないその“履歴書”はかなり華々しい。
「山田が芸能界の足がかりを掴んだのは、『笑点』の1コーナーだった『ちびっこ大喜利』での活躍。そこで座布団10枚を獲得した特典として1973年に4人組バンド『ずうとるび』を結成しました。山田はリーダーとして作詞作曲も手がけ、ヒット曲も複数あり、『NHK紅白歌合戦』への出場も果たしています。さらに、俳優業を活発化させて映画やドラマに進出。87年にはスティーヴン・スピルバーグ監督のハリウッド映画『太陽の帝国』に日本兵役で出演したこともありました。また、古典落語の重鎮である五代目鈴々舎馬風門下に弟子入りし、『鈴々舎鈴丸』の高座名を持つ本物の落語家でもあります。『笑点』以外にも多くの顔を持つ多才な人物ですよ」(演芸関係者)
さらに、タレントとしての実績以上に、投資家としての手腕がこれまた凄まじい。
「世間からは『座布団運びの仕事しかない』と思われがちですが、その実態は莫大な財をなした『不動産王』。17歳で『ずうとるび』で得た資金を元手に、将来の地下鉄開通を見越して購入した土地がバブル期に高騰し、融資を受けて建てたマンションの家賃収入でローンを返済するシステムを作り上げました。駅近物件へのこだわりや重量鉄骨造の選択、あえて地震保険には加入しない徹底したコスト管理など、投資手法は極めて堅実。2023年には物件を元値の3.4倍以上で売却し、現在はその売却益で株やJ-REITへ投資を広げています」(芸能記者)
今回の文春報道に対して、日本テレビ側は「個人的な事案であり当事者間で解決されるべきもの」とコメントし、静観する姿勢を崩していない。思わぬ形で私生活での一面にスポットが当たる格好となったが、タレントの枠に留まらないこれまでの足跡は、今後も様々な形で関心を集めることになりそうだ。
