菅田将暉“半兵衛”の美しすぎる最期に「ロスが止まらない」と視聴者号泣 骨が浮き出るほどの役作りに称賛の声<豊臣兄弟!>

菅田将暉“半兵衛”の美しすぎる最期に「ロスが止まらない」と視聴者号泣 骨が浮き出るほどの役作りに称賛の声<豊臣兄弟!>

竹中半兵衛(菅田将暉)、織田信長(小栗旬)に笑顔で別れを告げる
竹中半兵衛(菅田将暉)、織田信長(小栗旬)に笑顔で別れを告げる / (C)NHK

仲野太賀が主演を務める大河ドラマ「豊臣兄弟!」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第23話が6月14日に放送された。反旗を翻した荒木村重(トータス松本)に幽閉された小寺官兵衛尉孝高(後の黒田官兵衛/倉悠貴)と、その嫡男・松寿丸(森優理斗)の身柄を巡って竹中半兵衛(菅田将暉)と秀長(元の名・小一郎/仲野)が攻防を繰り広げる姿、さらに半兵衛の最期が描かれ、視聴者の間に大きな感動が広がっている。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)

■苦戦する播磨攻め…有岡城で孤立する荒木村重の不敵な笑み

一度は播磨を手中に収めたかに見えた秀吉(池松壮亮)だったが、播磨の軍勢が再び牙を剥く。西国の覇者・毛利輝元(濱正悟)の元へ宇喜多直家(緋田康人)らが集い、一気に上洛し天下を掴むべきと進言。しかし輝元は「この戦はあくまで播磨の国衆を救うため」と信念を変えることなく、慎重な姿勢を貫くのだった。

一方、毛利に寝返った有岡城の荒木村重の元へは、織田側の者が何度も説得へ訪れる。明智光秀(要潤)が単身で有岡城へ乗り込み説得するも、村重は「一度割れてしもうた“氷”はもう元へは戻らん。そなたも足を踏い外さんようせいぜい気いつけるこっちゃな」と、信長の信頼の薄さを突くのだった。
荒木村重(トータス松本)、明智光秀(要潤)に「足を踏い外さんよう…」と忠告する
荒木村重(トータス松本)、明智光秀(要潤)に「足を踏い外さんよう…」と忠告する / (C)NHK


■対立する2人の軍師…官兵衛の単独交渉と、村重の冷酷な罠

そんな中、以前から村重と親交が深かった小寺官兵衛が、決死の説得に名乗りをあげる。しかし、竹中半兵衛は「村重はこのまま裏切り者として容赦なく討ち取り、見せしめにすべき」と反論。2人の軍師の意見は平行線を辿るが、再び半兵衛の体調が悪化しうずくまってしまう。その隙をつき、官兵衛は単独で村重の元へと向かって行ってしまう。

有岡城に乗り込んだ官兵衛は、「毛利の罠にはめられたのなら仕方のないこと」と、信長ともう一度話し合うよう勧める。しかし村重は「まんまと罠にはまるような馬鹿をあのお方が助けるとは思えん」と言い捨て、さらに官兵衛へ「お主はいつ織田に手のひらを返すんじゃ?顔を見たらわかる。わしはそうやってこれまで生き延びてきたからのう」と詰め寄る。

後ずさりする官兵衛の前に、村重の家臣や高山右近(市川知宏)らが刀を手に立ち塞がる。今にも首を取られようとする官兵衛だったが、村重はいざというときの人質として捕らえておき、官兵衛が裏切ったという噂を流すよう配下に告げるのだった。
荒木村重(トータス松本)は小寺官兵衛(倉悠貴)を幽閉する
荒木村重(トータス松本)は小寺官兵衛(倉悠貴)を幽閉する / (C)NHK


■信長からの非情な処刑命令…半兵衛が買って出た「隠された真意」

官兵衛の裏切りを知った信長から命じられたのは、人質であった官兵衛の嫡男・松寿丸の処分だった。あまりに酷な指令に戸惑う秀長たちへ、半兵衛はその処分を自分が引き受けると名乗り出る。

半兵衛の案は、替え玉作戦だった。病で亡くなった同じ年恰好の子どもを見つけ、その首を信長に差し出すこと。「責めは私が負いまする。どうせ消えゆく身、これほど都合の良い話はありませぬ」とやせ細った体で言うのだった。

しかし秀長は、半兵衛が地蔵に手を合わせていたという話を耳にし、信長の怒りから自分たちを守るため、本当に松寿丸を手にかけるつもりではないのかと察知。半兵衛がかぶろうとしているのは、信長への裏切りではなく、松寿丸を殺すという罪――。その半兵衛の真意に気付いたうえで、秀吉は承諾していたのだ。
小寺官兵衛(倉悠貴)が裏切ったのか議論する秀吉(池松壮亮)たち
小寺官兵衛(倉悠貴)が裏切ったのか議論する秀吉(池松壮亮)たち / (C)NHK


■長浜城での松寿丸争奪戦 寧々たちのトラップと秀長の必死の説得

その頃長浜城では、寧々(浜辺美波)らが松寿丸を我が子のように匿っていた。半兵衛の思惑を察した寧々たちは「松寿丸の姿が見当たらない」と必死の芝居を打つが、天才軍師の目を欺くことはできない。

城の構造を完全に把握している半兵衛は制止を振り切り、「お母上のもとか」となか(坂井真紀)の元へと突き進む。立ちはだかるのは、寧々たちが仕掛けた数々の前代未聞のトラップ。呆れ果てながらも突破していく半兵衛の前に、ついにその真意を暴くべく追ってきた秀長が立ちはだかった。

「万に一つ、そなたの命が残りわずかだとしても、そなただけに責めを押し付けることはせぬ。だから共に松寿丸をお助けくだされ。替え玉を使うというそなたの策は見事じゃ!」と、熱く、真っ直ぐな秀長の説得。その背後を松寿丸が駆け抜けていくが、半兵衛はそれが替え玉だと瞬時に見破り、本物を探す。秀長と半兵衛の頭脳戦が繰り広げられ、最終的に半兵衛の元へ家臣たちが本物の松寿丸を連行。「私の勝ちにござりまする」と、冷徹な勝利を宣言するのだった。
竹中半兵衛(菅田将暉)の真意を突き必死に説得する秀長(仲野太賀)
竹中半兵衛(菅田将暉)の真意を突き必死に説得する秀長(仲野太賀) / (C)NHK


■宿命の対決を一転させた“小さな命”「私の負けでござります」

一触即発のその瞬間、突如として慶(吉岡里帆)が産気づく。想定外の出来事に大慌てする秀長と半兵衛は部屋から締め出され、事態は一時休戦へ。やがて静寂を破って響き渡る高らかな産声。元気な女の子の誕生だった。

「よう産まれてきてくれた。な~んも心配せんでええ。これからはわしがそなたを守ってやるからな。だから早う大きくなるんじゃぞ」と、涙を流して我が子を抱きしめる秀長。そして、気まずそうに佇む半兵衛に「抱いてくだされ」と赤子を差し出す。

壊れ物を触るように、恐る恐るその小さな命を腕に抱いた半兵衛。その瞬間、温もりと重みが、死を覚悟していた半兵衛の心を激しく揺さぶる。顔を真っ赤にしてボロボロと涙を流す半兵衛。

夕焼けの陽が差し込む縁側、2人きりになった空間で、半兵衛は「私の負けでござります。あの子を抱いた手で子を殺めることなどできぬ」と穏やかな口調で語る。その表情はどこまでも晴れやかだった。「いずれその時がきたら…後のことは頼みまする」と託す半兵衛に、秀長は寂しさを堪えながら「しかと承知した」と固く約束を交わすのだった。
竹中半兵衛(菅田将暉)、秀長(仲野太賀)の子を抱き大粒の涙を流す
竹中半兵衛(菅田将暉)、秀長(仲野太賀)の子を抱き大粒の涙を流す / (C)NHK


■信長との美しき決別 天才軍師が語る「最も面白き戦」

替え玉の首を携え、信長の前に平伏する半兵衛。「損な役目を、よう引き受けてくれた」と労う信長に対し、半兵衛の顔には毅然とした、そして満足げな笑みを浮かべ「いえ、むしろ得をした心持ちでござりまする。これまで戦った中で、最も手強き相手でござった。そして最も面白き戦でござりました」と語る。

そして半兵衛は「上様、これでお別れでござりまする。天下一統のお役に立てず、申し訳ござりませんでした」と、これが今生の別れであることを告げる。その眼差しを真っ直ぐに受け止めた信長は、「よい。竹中半兵衛。大儀であった」と、至高の賛辞を贈るのだった。
竹中半兵衛(菅田将暉)、織田信長(小栗旬)に別人の首を差し出し別れを告げる
竹中半兵衛(菅田将暉)、織田信長(小栗旬)に別人の首を差し出し別れを告げる / (C)NHK


■桜吹雪のなかで吹いた風…天才軍師・竹中半兵衛の最期

それからしばらくして、半兵衛は三木城攻めの秀吉の陣中にいた。だが、その体は骨が浮き出るほどにやせ細り、自力で立つことすらままならないほどに衰弱しきっていた。

未だ苦戦が続く凄惨な戦況を前に、半兵衛は「私も…戦場へ出とうござる。私が…風向きを変えて見せまする」と、消え入りそうな声で秀吉に懇願する。

満開の桜が舞い散る中、蜂須賀正勝(高橋努)らに担がれて戦場を見つめる半兵衛。愛用の扇子を天空へと高く掲げ、「風が…変わりまする…」とつぶやいたその瞬間、戦場に奇跡の風が吹き抜けた。宇喜多直家が毛利を裏切り、織田に寝返ったという衝撃の報せが飛び込んできたのだ。かつて半兵衛が遥か先を見通して確保していた「生野銀山」の莫大な資金こそが、宇喜多を動かす決定的な切り札となった。

引き潮のように退いていく敵の軍勢に、大歓喜する豊臣兄弟たち。その熱気の真ん中で、「死にとうない…まだ…死にとうない…お前らのせいじゃぞ…」と、愛おしき仲間たちへ消えゆく声でつぶやきながら、すべての役目を果たした天才軍師は、静かにその生涯を閉じた。

「勝手に逝くんのではない!」と泣き崩れる秀吉、「起きんか半兵衛!次はお主がわしを担ぐ番じゃ!」と慟哭する正勝。そして秀長は、溢れる涙を堪え「この戦はわしらの勝ちにござる!見事な策でござった…」とかけがえのない天才軍師へ称賛を送るのだった。
竹中半兵衛(菅田将暉)の最期…桜の中静かに生涯を終える
竹中半兵衛(菅田将暉)の最期…桜の中静かに生涯を終える / (C)NHK


■半兵衛の最期に視聴者号泣 菅田将暉の役作りに「凄すぎる」と称賛の声

半兵衛が最期まで兄弟たちを守り抜き、壮絶な心理戦を繰り広げた今回。SNSには「トラップに阻まれる半兵衛!悲しい回の中で爆笑した」「半兵衛の表情がコロコロ変わって本当にかわいかった!」「最後の戦いが一番楽しかったんだね半兵衛…」と、前半のコミカルな演出から一転する怒涛の展開にコメントが集まった。

さらに視聴者を驚かせたのが、半兵衛を演じた菅田の役作りだ。「最期のシーン、本当に骨が見えるほど痩せていて一体いつの間に役作りしたんだ…凄すぎる」「菅田くんの半兵衛が大好きすぎて、ロスが止まらない」「桜の中でのラスト、あまりにも美しくて…号泣です」と、称賛の声が相次いだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部
竹中半兵衛(菅田将暉)、仲間と共に夢を見た天才軍師の最期
竹中半兵衛(菅田将暉)、仲間と共に夢を見た天才軍師の最期 / (C)NHK

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