萩原利久“奥山”の言葉が胸を打つ、夢をつないだ者たちへのエール<サバ缶、宇宙へ行く>

萩原利久“奥山”の言葉が胸を打つ、夢をつないだ者たちへのエール<サバ缶、宇宙へ行く>

2000倍を超える倍率を勝ち抜いて夢をつかんだ宇宙飛行士役を務めた萩原利久
2000倍を超える倍率を勝ち抜いて夢をつかんだ宇宙飛行士役を務めた萩原利久 / (C)フジテレビ

北村匠海主演の月9ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FODほかにて配信)の第10話が6月15日に放送された。宇宙食サバ缶という夢を受け継ぐことに葛藤した5期生たち。夢のプロジェクトを最初から見守ってきた朝野(北村)がその背中を押し、宇宙飛行士の奥山(萩原利久)はつないだ夢の実現を称え、視聴者から感動の声が上がった。(以下、ネタバレを含みます)

■高校教師が生徒たちの挑戦を応援し、自らも成長していく学園ドラマ

本作は、福井県の水産高校の生徒たちが世代を超えて“宇宙食開発”という大きな夢に挑戦した実話に基づくオリジナルストーリー。

地上波連続ドラマ初主演を果たす北村が演じるのは、授業の一環で製造されるサバ缶が自慢の若水こと若狭水産高校に赴任し、統合後の若狭小浜高校海洋学科でも教師を続ける朝野峻一(あさのしゅんいち)。「宇宙食、作れるんちゃう?」という生徒の何気ないひと言が、世代を超えて思いと経験知をつなぎ、大きな夢への挑戦と発展。生徒たちを見守り、ともに伴走する中で、朝野自身も成長していく軌跡を描く。

■宇宙食サバ缶プロジェクトは「みんなの夢」と朝野

宇宙食サバ缶プロジェクト5期生として夢を受け継いだ藤倉彩花(池端杏慈)、水谷結(南琴奈)、吉瀬乃愛(蒼戸虹子)、桜庭美咲(横田真子)。彼女たちは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の木島(神木隆之介)から指摘された長期保存でも変化しない「味」と「柔らかさ」の改良に挑むことに。

ただ、自分の夢として「先輩たちの夢、私たちがかなえます」と意気込む彩花とは違い、乃愛たちにとってはあくまでも「先輩たちの夢」。「先輩らが何年も苦労してきたのに、ちょっとがんばっただけで、私らが認証とれちゃったりしたら、なんか、ちょっと申し訳ないっていうか…」という思いもあった。

「先輩らのやってきたことを自分らの代で形にする。それが私らの役目なんかなって」という結の考えも聞いた朝野は、若水時代の11年前から続いている海藻で海をきれいにする「マーメイドプロジェクト」に彩花たちを参加させた。

作業をしても見た目はほとんど変わりがない。しかし、続けてきたからこそ海がきれいになってきた。それはサバ缶実習も同じだと朝野。「先輩たちが始めて、町の人たちが手伝ってくれて、僕たち先生が関わって、JAXAの人たちがサポートしてくれて。みんなで少しずつ育ててきた。で、今は君たちが育ててくれようとしている。だから先輩たちだけの夢でもないし、自分たちだけでの夢でもない。みんなで育ててきた、みんなの夢だな」。

■朝野に続き奥山宇宙飛行士も「みんなの夢」と語る

思いを新たに実習に取り組んだ彩花たちは、サバを“神経締め”という手法で処理することで、木島に指摘された課題をクリアすることに成功。1年半という規定の保存期間を経て、木島とJAXA宇宙教育センターの皆川(ソニン)は直々に学校までやって来て、サバ缶を宇宙日本食に認証したことを伝えた。

JAXAでの認証式典に朝野とともに出席した5期生たち。そこに宇宙飛行士の奥山亨(萩原)が登壇した。木島から「生徒たちはただ宇宙食を作ったわけじゃない。何年もかけて宇宙へ行く夢をつないできたんだ。だから宇宙飛行士として夢の話をしてほしいんだ」と頼まれたのだ。

「夢って聞くとキラキラした素敵なものをイメージするかと思いますが、実際はそればかりではありません」と語り始めた奥山。自分も何回も挫折したが、その間を支えてくれた人たちがいたという。

「夢は自分一人のものではない。私はそう思っています。このサバ缶は、まさにその象徴です。最初に夢を持った人たちがいて、その夢に動かされた人がいて、そして今、ここに立っている君たちがいる。すべてがつながっている。夢は時に残酷です。自分一人では、どれだけ手を伸ばしても届かない場所がある。でもその夢が誰かの夢と合わさって、また次の誰かへとつながっていったとき、一人ではかなえられなかった夢が、みんなの夢としてかなうことがある。高く、遠く、自分ではたどりつけなかった場所へと届くことがある」。

難関を突破して夢をつかんだ奥山の言葉は実感があふれている。そして朝野も触れていたが、奥山の「みんなの夢」にも木島が含まれていた。宇宙飛行士を目指しながら、宇宙食開発担当になった木島は、不定期にあった宇宙飛行士の募集にも「やり残したことがある」とエントリーせずに、朝野や生徒たちの「夢の一員」でいることを選んだ。「手を伸ばしても届かない場所」だった宇宙へ、夢の一員としてたどり着いたのだ。

SNSには「奥山さんの言葉が心に沁みた」「奥山さんの言葉、聞き入っちゃった」「『みんなが育てたみんなの夢』って朝野先生の言葉が生徒たちの迷いを溶かした」「奥山宇宙飛行士のスピーチを聞く朝野先生の表情がたまらなかった」「朝野先生、本当に教師の鏡だわ」など感動の投稿が寄せられた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部






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