劣悪な環境に放置され、希望を失ったかのような柴犬。しかし、温かい心を持つ人との出会いが、ワンコの表情に少しずつ変化をもたらしていったのでした。
話題となった投稿は、記事執筆時点で71万回以上再生され「涙が止まらない」「幸せなのが伝わってくる」と多くのコメントが寄せられました。
【動画:超劣悪な環境で発見した『悲しい顔をした犬』→保護した結果…涙が止まらない『現在の光景』】
絶望の中での運命の出会い
Instagramアカウント『very_choco_vanilla_ten_taiga』に登場するのは、飼育放棄の末に劣悪な環境で暮らしていた柴犬の「コタロー」くん。この日、投稿主さんは強い悪臭が漂う小屋の奥でうずくまっているコタローくんと、初めて出会ったといいます。
立ち上がることもせず、目だけを向けるその表情には、すべてを諦めたような寂しさが滲んでいました。心も体も傷ついたその姿は、今でも投稿主さんの記憶に鮮明に残っているそう。保護後の移動では、極度の緊張と恐怖から体を震わせ、不安でいっぱいな様子だったとか。
それでも、人を信じてくれた
そんなコタローくんが見せた最初の変化は、保護の翌日だったといいます。手を近づけると、自ら撫でてほしいと手を伸ばしてきたそう。恐怖の中でも、人を信じる心を失っていなかったのでしょう。そこからコタローくんの、小さくも確かな一歩が始まりました。
散歩も怖がってなかなか前に進めなかったコタローくんですが、外の世界に少しずつ慣れていったといいます。塀の陰から先をじっと見つめ、そっと一歩を踏み出す姿には、胸を締めつけられます。初めてのシャンプーは、緊張しながらもお利口に頑張ったそう。

