
鈴木福とあのがW主演を務めるドラマ「惡の華」(毎週木曜深夜0:00-0:30ほか、テレ東系ほか/ディズニープラス・Leminoにて配信)の第10話が6月11日放送された。高校生編が始まり、春日(鈴木)が常磐(中西アルノ)に告白するシーンが描かれて、胸が熱くなった。Xでも、「春日の告白のセリフかっこよすぎ」「胸がギュッとなる」「春日のこれまでを見てきたから告白シーンは感動的、泣いた」「春日の告白良かったよなぁ」とコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます)
■思春期の暴走を描く壮絶な青春物語
本作は、電子コミックを含め全世界累計325万部突破の、押見修造氏による同名漫画が原作。群馬県・ひかり市を舞台に、思春期の心の変化を中学編、高校編、そして未来へと続く話として全12話で描く壮絶な青春物語。
鈴木は、ボードレールの詩集「惡の華」を愛読していることで自分は他のクラスメートとは違うと思い込んでいる、主人公・春日高男を演じる。地上波ドラマ初主演となるあのは、自分の考え・感情・欲望に忠実であるが故に、本能や欲望を隠して生きる人間たち(クソムシたち)にいら立ちを隠せず、周囲からは理解不能に見えてしまうトラブルメーカーで、春日をほん弄する仲村佐和を演じる。
他に、春日や仲村の同級生であり、春日が盗んでしまった体操着の持ち主である、憧れのクラスメート・佐伯奈々子役に井頭愛海、春日、仲村、佐伯のクラスメートの一員で血気盛んな性格の木下亜衣役で須藤千尋が共演。また、高校編から登場し、社交的で明るいがどこか仲村の面影がある常磐文を中西アルノ(乃木坂46)が演じる。加えて、春日の父・哲男役を長谷川朝晴が、春日の母・静恵役を中越典子が、佐伯の母・まゆみを紺野まひるが、仲村の父・和之役を堀部圭亮が、仲村の母・志野役を雛形あきこが務める。

■春日は佐伯の体操着を盗むところを仲村に見られてしまう
舞台は群馬県・ひかり市。山々に囲まれた場所に住む中学2年生の春日高男は、毎日閉塞感を抱きながら生きていた。そんな彼の心を救っていたのはボードレールの詩集「惡の華」。
ある日の夕方、春日が忘れ物を取りに教室に戻ると、憧れのクラスメート・佐伯奈々子の体操着が落ちる。春日は、いけないと思いつつも体操着を衝動的に盗むが、その一部始終をクラスの問題児・仲村佐和に見られていた。翌日、仲村は、秘密にする代わりに春日と主従関係にも似た契約を結ぶ。
仲村と夏祭りで騒動を起こした春日。高校生になり、春日は身を潜めて日々を過ごしていたところ、本が趣味という共通点から人気女子の常磐と距離を縮めていく。

■春日「僕が君の幽霊を殺す。降りよう、この線路から」
常磐が書く小説の主人公にかつての自分の姿を重ね、続きが見たいと伝えた春日。その熱い思いに、常磐は小説を書き進めようと決意し、2人は心を通わせ始める。
帰り道、常磐と一緒にいた春日は佐伯と偶然再会し、連絡先を交換する。後日、春日は佐伯と会い、互いの近況を報告していると、佐伯から「仲村さんの代わりにあの子も不幸にするの?」と言われる。
そんなある日、常磐と彼氏の藤原晃司(水石亜飛夢)がバイトする飲食店に春日が息を切らしてやってくる。「常磐さん、好きだ!僕とつき合ってくれ」と春日が真剣な表情で伝えると、晃司は笑いだす。
「ちょっと落ち着けよ、いったん座れって」と晃司は春日を椅子のほうに行かせようとするが、春日は動かずに「常磐さん」と呼びかける。すると驚いていた常磐は「ちょっと待ってよ。今、バイト中だし、もうすぐ休憩だから」と応える。
春日は「常磐さん、こっちへ来て。僕と生きてくれ!」と手を差し出し、「僕が君の幽霊を殺す。降りよう、この線路から。君が好きだ!」と涙を浮かべて訴える。晃司は「マジで何言ってんだ」と呆れ、春日と常磐の間に入って「すみません、騒がしくて」と店にいる者に謝る。
晃司は「おい」と春日を退けようとするが、春日は抵抗して「常磐さん!常磐さん」と呼びかけ、「迷惑だろ!いい加減にしろ!」と晃司は怒る。
常磐が「晃司……ごめん」と言うと、晃司は振り向き「は?…え?ごめんってどういう…」と動揺して聞き返す。常磐はじっと晃司の目を見つめているが、答えられず店長に向かって「すみません、バイト辞めさせてください」と唐突に告げる。
店長も「え?辞め…文ちゃん…?」と飲み込めずにいるが、常磐は春日のほうに歩み寄り、手を差し出す。春日はその手を強く握って2人で店を出ていくのだった。
春日の覚悟を込めた告白に胸が熱くなった。Xでも、「春日の告白のセリフかっこよすぎ」「胸がギュッとなる」「春日の常磐さんへの告白シーンよかったよ。胸が締め付けられる…」「春日のこれまでを見てきたから告白シーンは感動的、泣いた」「春日の告白良かったよなぁ」とコメントが寄せられた。
◆文=入江奈々


