過敏性腸症候群(IBS)という疾患名を聞いたことがあるでしょうか? これは多くの人々が悩む消化器系の機能性疾患で、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。そこで、横浜ベイクォーター内科・消化器内視鏡クリニック 横浜駅院の鈴木謙一先生に、IBSとはどんな症状があるのかついて話を聞きました。

監修医師:
鈴木 謙一(横浜ベイクォーター内科・消化器内視鏡クリニック 横浜駅院)
埼玉医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学病院や昭和大学横浜市北部病院消化器センターなどで経験を積み、2024年に横浜ベイクォーター内科・消化器内視鏡クリニック横浜駅院を開院、院長となる。日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医、日本消化管学会認定胃腸科専門医、日本内科学会認定認定内科医、日本消化器内視鏡学会認定上部消化管内視鏡スクリーニング認定医・大腸内視鏡スクリーニング認定医、日本ヘリコバクター学会認定H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医。
編集部
IBSとはどのような病気ですか?
鈴木先生
IBSは、検査をおこなっても異常が見つからないにも関わらず、腹痛や腹部不快感、便通異常などが慢性的に続く疾患です。生活の質を著しく低下させることがあります。
編集部
どんな症状があるのですか?
鈴木先生
主な症状として、腹痛や腹部の不快感、下痢、便秘、またはこれらが交互に現れることがあります。また「朝だけお腹が痛い」「夜になると腹痛が現れる」といったことも、IBSの可能性が考えられます。さらに、腹部の膨満感やガスの増加なども報告されています。なお、IBSはその症状によって、下痢型と便秘型、そして混合型に分けられます。
編集部
IBSの人は多いのですか?
鈴木先生
とても多いと言われています。日本人全体で見ると約10〜15%がこの疾患を抱えているとされ、特に20~40代の女性に多く見られるのが特徴です。近年は、中学生や高校生の間でもIBSが増加傾向にあります。
編集部
IBSの原因とは何ですか?
鈴木先生
IBS発症の正確なメカニズムはまだはっきりわかっていませんが、ストレスや食生活の乱れ、腸内細菌のバランスの崩れなどが関与していると考えられています。個人差が大きく、複数の要因が組み合わさって発症することも多く、また人によって症状の出方も異なります。
※この記事はメディカルドックにて<女性に多い腹痛「過敏性腸症候群」の症状をご存じですか? ストレスが原因とも>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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