
見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第58回が6月17日に放送された。看護婦養成所卒業を前に、見習い生6人がそれぞれの道を決める様子が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■バーンズ、スコットランドへ戻る決意「私の夢はあなたがたに託します」
卒業が近づいたある日、りん(見上)、直美(上坂)、多江(生田絵梨花)ら6人の見習い生は、指導者のバーンズ(エマ・ハワード)に呼び出される。養成所閉鎖が決まり、バーンズは故郷であるスコットランドへ戻り指導者としての道を歩むことになった。
「私の夢はあなたがたに託します」という言葉をきっかけに、バーンズはこれまで伏せていた自身の半生を語り出す。裕福な家庭に育った彼女の幼い頃の夢は、“お腹がはちきれるまでアップルパイを食べること”というかわいらしいものだった。しかしある時、「東洋の日本には看護婦がおらず困っている」と耳にし、はるばる海を渡って看護婦を育てる道を選んだのだ。そして彼女の夢は、“日本のどの病院にも、当たり前に看護婦がいる世の中にすること”へと変わっていった。
「今ここに看護婦が6人います。私は6つの種を撒くことはできました。それが60人、600人、6000人に増えた時、私の夢はかないます。みなさんよろしくお願いします」と頭を下げるバーンズ。その姿に、見習い生たちは涙を流した。
■しのぶと喜代の決断…見習い生はそれぞれの道へ
バーンズが語った「夢」を胸に、見習い生たちはこれから進む道について語り合う。そんな中、呉服屋の娘・しのぶ(木越明)が突如として「看護婦にはならない」と宣言する。元々は「看護婦の服が着たい」という不純な動機で入所したしのぶだったが、学ぶうちに本気で働きたいと思うようになっていた。しかし、その夢を理解してくれる見合い相手は見つからない。悩んだ末、彼女は結婚を選び、家族や近所の人が病気になった時にその知識を活かす道を決意した。
一方、喜代(菊池亜希子)は教会の伝道者になることを決める。その活動の中で看護を活かそうと考えた喜代は、「仕事として看護をすることが、どうしても割り切れない時があった」と彼女らしい繊細な葛藤を明かした。
お互いの選択を尊重し合った6人は、学生生活最後の思い出作りとして、全員で横浜へ出かけることになる。

■突然のハプニング…そこで見せた、見習い生たちの“確かな成長”
団子屋の前でりんと環(英茉)と待ち合わせをした見習い生たち。そこで彼女たちを出迎えたのは、かつて皮膚疾患で入院していた丸山(若林時英)だった。入院をきっかけに職を失った丸山だったが、現在は見習いとしてこの団子屋で働いているという。
一同がいざ出発しようとしたその時、団子屋の店主が突然倒れ、意識を失ってしまう。しかし、見習い生たちは慌てなかった。お互いに協力し合い、テキパキと的確な応急処置を施していく。
結局、楽しみにしていた横浜旅行はかなわなかった。それでも、丸山が感謝のしるしに出してくれた苦いコーヒーを飲みながら、胸をいっぱいにした見習い生たちは、共に涙を流し合うのだった。

■SNSではバーンズ先生との別れを惜しむ声 しのぶ&喜代の決断にエールが殺到
それぞれが自らの道を選び、別れを惜しむ姿が丁寧に描かれた今回。SNSには「バーンズ先生がいなくなっちゃうの寂しすぎ」「厳しくておちゃめで信念のあるバーンズ先生…大好きだったのに!」「見習い生たちに夢を託すバーンズ先生、素敵だった」と、惜別の声が殺到した。
また、しのぶと喜代が病院の看護婦ではない道を選んだシーンにも注目が集まり、「看護に関わるには病院だけじゃない。いろんな場所で役立つ能力だよね」「みんなの表情が誇らしくて輝いてる」「しのぶさん、喜代さん、応援しているよ!」と、温かいエールが数多く寄せられている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部


