
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、2026年3月20日に作者の湊月さんがX(旧Twitter)に投稿された『婚約者が夜会で睡眠薬を盛られたので』をピックアップ。
本作がX(旧Twitter)に投稿されたところ、2,000件近くの「いいね」と共にたくさんの反響コメントが寄せられた。本記事では作者の湊月さんにインタビューを行い、本作について語ってもらった。
■呪われ公爵に嫁いだ私は…

政略結婚で呪われ公爵と呼ばれるアデル・クロフォードに嫁ぐも、シャノンはアデル公爵と出会った初日に「君を心から愛するつもりはない」と言われてしまう。アデルは顔に傷のある状態で生まれたうえ、幼い頃に両親が相次いで亡くなったため、呪われた子供と囁かれながら生きてきた孤独な青年だ。
アデルに連れられ国王陛下の誕生日を祝う舞踏会に向かうシャノン。人々が「呪われ公爵」と陰口を叩くなか、シャノンはそっと公爵に寄り添うのだが…ある事件が起きてしまう。絡み合う思惑、前途多難な結婚の行方に「おもしろそうなお話が始まって嬉しい」「これからの展開が楽しみ」「次回も楽しみ」など多くの反響が寄せられている。
■作者・湊月さん「アシスタントさん無しで一人で描いている」

――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
きっかけは企画立ち上げ時の担当さんの「令嬢作品はどうですか?」というご提案からでした。
アシスタントさん無しで一人で描いているので、あの華やかな画面やドレスを描けるのか初めは自信がなかったのですが、これは寧ろ自分の引き出しを増やすチャンスなのではと思い、描くことを決めました。
――本作には連載版の元になった読み切り版があるそうですが、連載するにあたって大きく変更した点を理由と共にお教えください。
読切版と連載版の大きな変更点はシャノンとアデルの性格と、魔法が存在する世界設定を無くした点です。
魔法設定を無くしたのは私が複雑な設定を組み込むのがあまり得意でなく、読者様にシャノンとアデルの物語に集中してもらえるようノイズを取り払いたかったというのが一つ理由にあります。
ただ呪いに関しては残しておきたかったので、形を変えてアデルに掛け合わせました。 また2人の性格については 読切版と違い連載版はよりキャラを掘り下げる作業や準備期間も長く、向き合う時間が増えたことで様々な背景を考えていった結果、「2人は案外読切のようなツンツン系ではないのかも」と気づいたためです。
私が初めて実感したのは、実際に第1話のネームを描いて読み返した際、意外と丸い性格になっていた2人を見たときでした。
――連載が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?
安堵の気持ちが大きかったです。
前作の連載が終了してから、なかなか仕事が決まらず苦しい時期が続いていたので、世に出せていただけるこの機会に後悔のないよう作品に向き合っていきたいと 思いました。
――本作のなかでこだわったことやとくに「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
シャノンというキャラクターにはこだわりました。芯のある強い女性でありながら、ときには悪役令嬢っぽく、ときには小悪魔に、さらには男前な一面も…というように「いい子すぎない可愛いだけではないキャラ」にしたいと思いながら描いています。
まだ彼女の新たな一面があるのではないかと私自身も密かに発見を楽しみにしています。
また、現在シャノンとアデルは夫婦でありながらまだ曖昧な関係だという矛盾点もこの作品の面白いところなのではと個人的にも感じています。
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも作品とシャノンたちを見守ってくださりありがとうございます。
恋愛メインの連載は初めてで手探りなことも多いですが、今後の2人の変化も一緒に楽しんでいただけるよう引き続き描いて参ります。

