胃ポリープができると現れる症状
ポリープは多くの場合は症状がありませんが、胃ポリープの大きさ、発生する場所、出血の有無によってはさまざまな症状が出る場合があります。この章では胃ポリープができると現れる代表的な症状について解説します。
胃の痛み
胃ポリープ自体によって胃の痛みを感じることはほとんどありませんが、胃ポリープは慢性胃炎などを併発することもあり、その場合は胃の痛みを生じることがあります。
吐き気や嘔吐
胃ポリープが大きくなり、胃の出口を塞ぐことがあります。その場合は、胃の中の食べ物や消化液が十二指腸に進めなくなるため、吐き気や嘔吐などの症状が出ることがあります。
下血
胃ポリープが大きくなったりすると、胃ポリープから出血することがあります。この出血は便に混じり、量によっては黒っぽい便が出ることがあります。
「胃ポリープの症状」についてよくある質問
ここまで胃ポリープの症状などを紹介しました。ここでは「胃ポリープの症状」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
胃ポリープは自然治癒するのでしょうか?
和田 蔵人 医師
胃ポリープは基本的に自然治癒することはありませんが、ポリープによっては(過形成性ポリープ)、ピロリ菌除菌を行うと小さくなったり、消えてなくなることはありえます。
胃ポリープを放置するとどうなりますか?
和田 蔵人 医師
胃ポリープの中には大きくなったり、がん化したりする場合があります。胃ポリープを指摘されたら、そのままにせず定期的な検診を受けるようにしましょう。
胃ポリープが原因で吐き気や胃痛を引き起こすことはありますか?
和田 蔵人 医師
胃ポリープの大きさや、できる場所によっては吐き気や嘔吐、胃の痛みが現れる場合があります。このような症状があれば、必ず消化器内科や総合内科を受診するようにしましょう。

