
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、レタスクラブやダ・ヴィンチWebにて連載中の『悪いのはスタイルじゃなくて下着でした 一生モノの下着の教科書』(著者:ちーちょろすさん、漫画:oomisoka1231さん)より『生地が長持ちする下着のしまい方ポイント』をピックアップ。
作品公式X(旧Twitter)が4月15日に本作を投稿したところ、1.6万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、著者のちーちょろすさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
■ブラジャーの正しい畳み方とは

元下着販売員の作者・ちーちょろすさんは、多くの人がブラジャーをしまう時に二つ折りにしたり、カップをベコっとしていることから、正しいしまい方を解説し始める。
また、型崩れしないショーツのおすすめのしまい方や、スリップ、ガードルの畳み方、しまい方も解説するのだった。
作品を読んだ読者からは、「無料で情報発信してくれるのは有難い」「問答無用でペコッと畳んでたわ」「無知って怖い でも誰も教えてくれない…」「参考にする」など、反響の声が多く寄せられている。
■著者:ちーちょろすさん「10年は書店に置いていただけるような本にする」

――『悪いのはスタイルじゃなくて下着でした 一生モノの下着の教科書』は、どのようにして生まれた作品ですか?創作するきっかけや理由などをお教えください。
下着は毎日身につけるものにも関わらず、書店に行っても下着に対する知識の書籍は1冊あればいい方、あっても40代以上向けのものが多かったからです。
私自身、ブラジャーを身につけ始めた中学生の頃に誰かに教えてもらったこともなく、なんとなく採寸結果のサイズのままで大人になりました。お母様から教えてもらう方も多いと思いますが、下着の正しい知識を持っている方は大人でもほとんどいません。そのため、どんな時でも下着の知識を身につけてもらえる、「書店に10年置いてもらえる下着の知識本」と言うテーマで漫画を創作しようと思いました。
――今作を創作するうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
イラストでは現実離れをしすぎないこと、そして表現では誇張表現をしないことを意識しています。
そして何より「優しくわかりやすい」ことを大切にしました。下着は体型と直結するので、コンプレックスにも繋がりやすいです。そのため、読んだ人が悲しい気持ちにならないよう寄り添うような言葉選びを意識しました。
――特にお気に入りのエピソードや、読者に注目してもらいたいエピソードがあればお教えください。
1章7,8話の「大きい小さいの先入観をなくしたい」シリーズです。
私自身も経験がありますが、ルッキズムによって傷つくのはお顔やスタイルだけではありません。バストの大小によって傷ついてきた何人もの方とお話をして、ブラジャーで痛みなどの悩みではなくバストの大小で「こんな形、サイズなのは自分だけなんじゃないか」という気持ちになる方を一人でも減らしたいと思い、知識ではないですが組み込みました。
知識だけではなく、女性一人ひとりが自分の体を大切にしたいと思えるようなマインドも私は伝えたくて入れたので、ぜひ「貧乳」と自虐してしまった方、逆に他人の胸のサイズをいじってしまった方、「巨乳っていいことしかないよね」と思ったことがある方に読んでみて欲しいです。
――『下着オタクが伝授!生地が長持ちする下着のしまい方ポイント』の投稿には、多くのコメントや“いいね”が寄せられました。特に印象に残っているコメントはありますか。
「女性に生まれただけで押し付けないでほしい」という内容のコメントです。
生理しかり、女性の体というだけでさまざまな大変なことがあります。その中で下着の取り扱いが大変だったり、いまだに手洗いが推奨されるのは時代に合っていないという正直なご意見をたくさんいただき、私がいうのも烏滸がましいですが下着業界の課題だと感じています。
ただ、同時にそういった開発をする余裕がないことも事実です。そういったさまざまなニーズに答えていくためにも、まずは下着の基礎知識の普及や下着業界全体を盛り上げて、お客様の声を実現するための研究や開発の後押しをしたいと感じました。
――ご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
10年は書店に置いていただけるような本にするため、重版や話題書になることが目標です。
下着はまだまだニッチだったり性的なアイテムとして取り扱われがちです。しかし、女性の体や心を守るための必需品でもあります。女性が安心をして下着を楽しめるよう、この書籍で下着の基礎知識を普及させたいと思います。
――最後に読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
いつも応援してくださり、ありがとうございます。下着の情報発信という面で、書籍は手に取るだけでもハードルが高いことを重々承知しておりますので、予約の時点で皆様の応援の気持ちは痛いほど伝わって励みになりました。
同時に、まだまだ下着の知識はつけられるところが少なかったり、そもそもどうやったら知ることができるかを知らない方も多いので、ぜひ書籍やSNSの投稿で知った知識を周りの方に伝えていただけると嬉しいです。

