洗濯研究家・クリーニング師の平島利恵です。四児の母として、毎日の洗濯に向き合っています。
梅雨の時期、タオルの生乾き臭が気になりませんか。
「毎回洗濯機で洗っているのに、なんだか臭う…」
そんな時、洗剤や柔軟剤を変えてみる人も多いかもしれません。
しかし、実は、その原因はタオルに蓄積した『見えない汚れ』かもしれないんです。
生乾き臭の原因は『蓄積汚れ×菌』
撮影:Heulie
汗や皮脂は透明なので、洗った直後はきれいに見えます。
しかし、皮脂は水に溶けにくく、洗濯機で洗っただけでは落としきれないことも。落としきれなかった汚れが繊維の奥に蓄積していきます。
そして、この蓄積汚れをエサにして、菌が繁殖するんです。
生乾き臭の正体は、繊維に残った汚れを栄養にして増えた菌。だから、洗剤を変えても柔軟剤を変えても、蓄積汚れが残っている限り、ニオイはぶり返すのです。
白いタオルをつけ置きしてみたら…
実際に、1年間使った白いタオルをつけ置き洗いしてみました。
40℃以上のお湯にアルカリ性の粉末洗剤をよく溶かし、タオルを入れて30分つけ置き。
すると…つけて10秒で、水が濁り始めました。
撮影:Heulie
30分後には、驚くほどの汚水が。「毎回洗っているのに、こんなに汚れが溜まっていたの…?」と衝撃を受けました。
タオルのお手入れ、見直してみませんか?
撮影:Heulie
タオルは毎日使う消耗品。買い替えは2年に一度がおすすめですが、日々のお手入れ次第で長く気持ちよく使えます。
タオルを清潔に保つポイント
・使ったタオルは、必ず洗う。
・濡れたままカゴに放置しない(洗濯まで乾かしながら保管)。
・黄ばみやニオイが気になったら、つけ置き洗いでリセット。
タオルの生乾き臭が取れない人は、まず蓄積汚れをリセットしてみてください。
洗剤を変えても取れなかったニオイが、つけ置きで解決することも多いですよ。
梅雨の時期こそ、タオルのスペシャルケアを試してみてくださいね。
[文・構成/平島利恵]

