みちるの夫、須極やば男に不倫と隠し子が発覚。さらには勝手に離婚届を提出していたことや、借金滞納が明らかになり、みちるは3人の子どもに離婚の事実を伏せたまま、やば男との別居生活を開始。一方のやば男は不倫相手のやば子と暮らし始めますが、養育費を一度も支払わず、みちるはひとり必死に働き続けました。
月日は流れ、成長した子どもたちは両親の離婚を察知。みちるは成人を機に3人の子どもそれぞれに離婚の事実と離婚理由を打ち明けますが、母親の深い愛情を知る子どもたちは、みちるの告白を受け入れたのです。
かたや、やば男はこれまでの過ちを微塵も反省せず、新たな家庭でも不倫を働く始末。娘のみきから勝手に離婚届を提出した理由を問われると責任を不倫相手に押し付け、息子の亮と翔に対しては、後妻であるやば子から請求された不倫の慰謝料を賄うため、「お金をね、貸してほしいんだ」——。3人の子どもは愛想を尽かし、やば男に絶縁宣言を下します。
3人の子どもから完全に見限られた、やば男。
しかし、子どもたちの祖母であり、血のつながった母親だけはやば男を見放さず、連絡を取り合っていたようなのですが……。
絶縁宣言から月日が流れ、久しぶりに最低親父と再会すると…!?








※離婚届を配偶者の同意なく作成・提出する行為は、有印私文書偽造罪や偽造私文書等行使罪などに問われる可能性があります。前もって「不受理申出」の手続きをおこなうことで、本人の意思に基づかない離婚届が受理されることを防ぐことができます。
祖母の葬儀に出席したみきは、やば男と略奪婚をしたやば子との娘、やば香と初対面……。
「はじめまして」と挨拶しながらも心内では、葬儀を欠席したみちるがやば香と顔を合わせずに済んだことに安堵したのでした。
やば男から紹介されたやば香は、やば男とやば子の娘。やば男がみちるや3人の子どもたちに隠れて不倫をしていた当時、隠し子としてもうけていた子どもです。やば香と対面したみきは動揺することなく、「はじめまして」と挨拶しましたが、みちるとの対面は避けられたとはいえ、心中は決して穏やかではなかったはずです。
それはきっと、やば香も一緒。彼女がどこまでやば男の非道さを知っているのかわかりませんが、異母きょうだいと対面するのは複雑な気持ちだったことでしょう。
みきにとってもやば香にとっても、亡くなった祖母は大切な身内。もしかすると、ふたりが対面することを心配した親戚もいるかもしれませんが、みきに対してもやば香に対しても、祖母を見送ることをとがめる権利はありません。
そして、この事態を招いたのはやば男。やば男の不倫がすべての発端です。言うまでもなく、不倫の末に生まれてきたやば香に罪はありません。しかし、不倫から生じる不和や軋轢は一過性のものではなく、不倫によって夫婦が別々の道を歩み始めた後にも続いていく——。不倫とは、それほどまでに罪深い行為ということなのではないでしょうか。
著者:マンガ家・イラストレーター 岡田ももえ

