
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『ヒミツのぬい活日記』(ナンバーナイン刊)の1エピソード『陰と陽、正反対の2人はぬい活友達』を紹介する。作者のみけこさきさんが、4月21日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、みけこさきさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■“近寄りがたい男子”の意外な素顔に胸キュン 秘密共有から始まる関係性

ギャルでありながら筋金入りのオタクでもある女子高生・星奈は、推しのぬいぐるみと一緒に写真を撮ったり出かけたりする“ぬい活”を日々楽しんでいた。そんな中、クラスでもどこか近寄りがたい雰囲気をまとった男子・大滝の落とし物を偶然拾うことに。
「気に入らないやつ呪ってるらしいよ」などという噂もある大滝だが、落としたのはかわいらしいぬいぐるみ。意外に思いつつ大滝に声をかけると、なぜか逃げられてしまう。なんとかぬいぐるみを返した星奈だったが、大滝から「変とか似合わないとか思うでしょ」と告げられる。そんな彼に星奈は「誰が何を好きでも変じゃない」と伝え…。
作品を読んだ読者からは、「こういうギャップにやられるよね」「裁縫が上手な男子いい」「ヒロインも偏見ない明るい子でかわいい」と多くのコメントが寄せられている。
■“ぬい活”への愛情から生まれた物語 知れば知るほど惹かれる二人の距離感

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
自分自身が昔からぬいぐるみが好きだったり、大人になってからもキャラクターのぬいぐるみを集めてぬい活をしていたことがきっかけです。企画段階では”ぬい活”が流行語になる前ではありましたが、流行っているな〜と日常のあらゆる場面で感じていたので、新しさもありつつ共感してもらえるんじゃないかなと思い”ぬい活”をテーマにしてお話を作ることにしました。
――本作では、一見対照的に見える星奈と大滝が共通の趣味で距離を縮めていき、思わぬところで胸を高鳴らせる姿が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
ぬい活要素、ぬい活あるあるは1話に必ず入れるようにしています。2人を繋ぐ軸でもある要素なので、読者の皆さんにもぬい活の楽しさが伝わるように丁寧に描きたいなと思ってます。
少女漫画らしい部分で言うと、大滝のギャップ男子としての側面にもこだわってます。怖い人かと思いきや臆病でかわいい。かわいいと思いきや無自覚に距離が近くて時々かっこいい。知れば知るほど重なっていくギャップに、星奈と一緒にドキドキしていただけたらと思ってます。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
1話で「自分なんかがぬいぐるみが好きなんて変だ、似合わない」と思っている大滝に、星奈が真正面から「誰が何を好きでも変じゃない」と言うシーンはお気に入りです。誰にも自分の趣味を言えなかった大滝が心を開くきっかけになる場面なので、星奈の強さとまっすぐさが伝わるように描きました。
5話で大滝への感情を”推し”だと勘違いした星奈が恋心を自覚するシーンも気に入ってます。やっぱり恋に落ちる瞬間は、読んでても描いててもいちばん盛り上がる部分だな〜と思ってます。
――ストーリーやキャラクターデザインを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
好きなものや趣味がオープンな星奈、好きなものを隠している大滝、正反対の2人がどうやって距離を縮めて、どう変化していくか丁寧に描くように意識してます。性格や価値観が違うからこそ出会いに輝きが生まれると思っているので、2人の考え方の違いが出るシチュエーションや、互いに影響を与えあって変化が生まれる瞬間を大事に描いていきたいです。
――今後の展望や目標をお教えください。
ヒミツのぬい活日記が初連載作品で至らない点が山ほどあるのですが、作家として一歩ずつ成長しながら描いていけたらと思ってます。
あと個人的なことになってしまいますが、ぬい服が作れる大滝というキャラクターを描いておきながらぬい服を自分で作ったことがないので、いつかチャレンジしてみたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
大事にしているぬいぐるみがある人、ぬい活をしている人はもちろん、そうでない人にもぬい活の楽しさが伝わる漫画になればと思っております。
また、2人の成長や関係性の変化を通じて、ドキドキしたりキュンキュンしたり、暖かい気持ちになっていただけたらうれしいです。これからも応援よろしくお願いします!

