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「塾の前に泣く、腹痛」はSOS…中学受験を続けるorやめるはどう判断? 正しい基準とは

「塾の前に泣く、腹痛」はSOS…中学受験を続けるorやめるはどう判断? 正しい基準とは


子どもが塾に行く前に泣いたり、腹痛を訴えたりした場合、中学受験をやめるべきか(画像はイメージ)

【画像】知らない人は多い…これが「中学受験」の意外なメリット&デメリットです!

 中学受験のために塾に通っている子どもの中には、塾に行きたくないと訴えたり、塾に行こうとすると腹痛の症状が出たりする子がいます。この場合、親は中学受験をやめさせるべきなのでしょうか。子どもが壁にぶつかった場合の対処法について、個別指導塾を運営するやる気スイッチグループ(東京都中央区) スクールIE運営本部 担当次長の長山和史さんに聞きました。

親自身が受験の目的を見直すことが大切

Q.まず、子どもに中学受験をさせる際に親が意識すべきことについて、教えてください。

長山さん「まずは次の2つを意識してみましょう」

■肯定的に接する
お子さまが興味を持った瞬間こそ、意欲が大きく育つチャンスです。「それはダメ」「今はこれをやりなさい」と否定してしまうと、お子さまは、新しいことへの挑戦をためらうようになってしまうことも。一見無駄に見えることでも、まずは「いいよ、やってごらん」と肯定的に受け入れることが、失敗を恐れない挑戦心を育むことにつながります。

■「どうやったらできると思う?」という伴走者としての問いかけ
お子さまが壁にぶつかった時、保護者さまが正解を教えるのではなく「どうやったらできるかな?」と一緒に考える姿勢を見せてください。このプロセスを繰り返すことで、中学受験で最も必要とされる試行錯誤する力が自然と養われます。

Q.家庭によっては、「勉強がつらい」「目的を見失った」などの理由で中学受験を途中でやめてしまうケースもあると聞きます。もし中学受験を続けるかどうか迷った場合、どのように判断すればよいのでしょうか。

長山さん「もしお子さまに『塾に行こうとすると泣き出す』『腹痛が出る』といったサインが見られる場合は、切実なSOSです」

■受験方針を見直す勇気を持つ
無理に継続して失敗体験を重ねることは、自己肯定感を損なってしまう可能性があります。その場合は一旦ストップする、あるいは受験の方針を見直すといった選択肢を、教師・塾などのプロの視点を取り入れ冷静に検討する時間を設けることも必要です。

■保護者自身の「心のコップ」があふれていないか
保護者さま自身が「どうしても合格させなければ」と追い詰められてしまうと、お子さまの小さな変化に気付きにくくなります。まずは「何のために受験するのか」という原点に立ち返り、お子さまと向き合う時間をつくることをお勧めします。

お子さまにサインが出たときに意識していただきたい点は次の通りです。

■お子さまの「前向きな心」を守る
思うような結果が出なかったとき、保護者さまも「どうして?」と不安や焦りを感じてしまうのは、お子さまの将来を真剣に考えているからこそ湧いてくる感情です。

しかし、そこで結果だけを指摘してしまうと、お子さまの心は「志望校へ行きたい」という前向きな気持ちから、「怒られないためにやる」という守りの姿勢に変わってしまうことがあります。大切なのは、結果の良しあしに関わらず、そこに至るまでの「頑張り」を承認し、お子さまの目線を常に前向きな目標へと繋ぎ止めてあげることです。

■「できたこと」を見つけてあげる
点数が下がっているときこそ、保護者さまがお子さまの「できている部分」を意識して見つけてあげることが、再起の鍵となります。「計算ミスが一つもなかったね」「この難問に最後まで向き合ったね」といった小さな承認を、まずはお子さまに届けてみてください。その安心感が「次はどう課題をクリアしようか」という前向きな姿勢を取り戻していくきっかけとなります。

偏差値の先にある、子どもに「本当に合う学校選び」を

 偏差値という基準に加えて、お子さまが本来持っている良さを最も活かせる学校はどこか、という視点を持つことで、親子で心から納得できる「理想の学校」が見つかりやすくなります。

 保護者さまが「行かせたい」と願う学校と、お子さまが「行きたい」と憧れる学校。その2つが合致したとき、受験は「やらされるもの」から「自ら勝ち取るもの」へと変わります。親子で「ここが私たちの第一志望だね」と思いが一つになったとき、お子さまの主体性は驚くほど高まり、合格を引き寄せる最大の原動力が生まれます。

配信元: オトナンサー

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